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自分の意見を持たずに生きてきた人間の末路

 「人に合わせてばかりでしんどくないの?」


 そう言われると返答に窮する。別にしんどいどころか逆に人と異なる事を言うことに対して、非常に恐怖感しかない。これは多分頷いてくれる方もいらっしゃると思う。


 ですが。私もそうであるからこそ言いますが。

それ、陰キャと呼ばれる人間の末路ですよ。
何の希望もないです。社会から弾かれてる証拠。

 自分の意見を発信しても通らないどころか、無視されるか激しい非難を浴びせられるかを、小中ぐらいで体験してるから、恐怖感しかないんですよ。

 実際、私は最近、一番言われたらつらい相手からお前は陰キャ感が滲み出てる、的な事を言われて、とてもしんどかった。というか、自分の生存意義を見失った。じゃあ、なんで、

はい、"すみません。"

 ほら、また"すみません"だ。一番悪い言葉。自分を正当化する言葉なんですよ。これ。謝っているようで、実は自分を正当化させてるだけという。僕は謝るくらいのゴミカス人間なんだよ、って言って、そんなことないよ、君は優しい人だよって言ってほしい、ってことが含まれてる。
なんて卑しい言葉なんだろうか。正直に最初からそう言えよ。でも建前上は意見がないことにしたい。それが平穏穏当だから。


 まぁ、だから就活とか婚活とかで「自分の意見がない」って切り落とされる人って、ただただ自分の意見を正直に言えない曲がった偏屈者のかまってちゃんなんですよ。多分。僕の肌感覚だけど。

 こんな人間になると嫌悪感が凄いんですよ。まぁこう自分なんて…って言ってるのもかまってちゃんポーズなんですけれどもね、本当に。下らない。バカバカしい。

 舐めてるのかって話ですよね、こうやってつらつら書いて吐き出してるのも。「自分の機嫌くらい自分で取ってくれ」、これも最近言われて一番キた言葉ですね。噛み締めるたびに、あぁ自分に必要なモノは母性なんだろうな、いつまで経っても大人になれないガキなんだろうなって思います。


 こういうことを考えるようになって一番見方が変わったのが、「エヴァンゲリオン」でしたね。
 急に話を持ち出して申し訳ない。まぁでも、本当によく解るなぁって思います、シンジがガキと言われ、彼女じゃなくて母親が必要だと言われる理由。そしてゲンドウが狂っていく理由。


 あの二人が親子である理由がわかる。だって自分がシンジとゲンドウ混ぜこぜにしたみたいな人間だって分かったんだもの。非常に不器用で、他人様に迷惑しか掛けないで、でも心は満たされなくて。


 もう一度"エヴァンゲリヲン"を観直そうと思います。私が補完される方法を探しに。

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