KKL 20220706 研究室会議レポート
はじめまして。7/6に行われた研究室会議のレポートを担当します、B4の市花です。
去年までずっと読んでいた門脇研のnoteに、自分が文章を書いているのはなんだか不思議な気持ちです。研究室会議レポートということですが、個人的な見解を発信する場だと思っているので、門脇研の構成員になって学んだことや考えたことを文章にしてみたいと思います。
■個人発表(B4の卒業設計)を通じて考えたこと
今週の個人発表を聞いて私が感じたのは、可能性があるテーマを絞るには、先を見通す力が必要だということです。自分なりのリサーチや問題意識は大事にしつつ、卒業設計として面白いものになるように、何を伝えたいのか、ビジョンを掲げながらテーマを決めるべきだと感じました。そのためには自分と深く向き合うことが必要で、その先にまだ誰も考えたことがない手法が見つけられるのではないでしょうか。
またそのためには、間違ってても良いから自分なりのリサーチをして、とにかく手を動かし、突き進んでみることも大切だと思っています。突き進んだ結果、よくわからないリサーチになったとしても、研究室会議で投げかけてみることで、このリサーチには可能性があるのか判断することができます。
先生・先輩方から出来るだけ多くの知識を引き出せるよう、自分の考えも織り交ぜつつ、可能性がありそうなことを提示できるような発表を心がけたいです。
■iksでの学び
今年のB4がnoteに登場するのはこの投稿が初ということで、B4全員で取り組んでいる家具プロジェクト、iksについて紹介させていただきます。
iksとは自在画室のライブラリースペースに設置する本棚と机の制作プロジェクトです。
9人いるB4が、本棚6人、机3人に分かれて設計を行っています。現状としては、全体を統括するコンセプトを決め、棚、机、共に形のスタディをしております。
まだまだ序盤ではありますが、たくさんの紆余曲折があり、学んだことがあるので共有させていただきます。
①みんながフラットな立場のなかで、ひとつに統合することは難しいのでお互いの意見をを尊重する
文字にしてみると当たり前のこと過ぎるかもしれませんが、大きな学びでした。9人もいると、家具プロを通して学びたいことがバラバラで、ものの成り立ちから考えたい人、要望のある棚を設計したい人などがいました。つくるものは違えど、同じ場所につくるのだから、学びたいことがバラバラのまま進めていてはうまく行くはずがないです。ライブラリースペースという場を作っているんだということを再確認し、みんなが同じ方向性を向いたように思います。
②つくるものが違うからといって分断して進めるのではなく、互いに話し合う場を頻繁に設ける
棚と机で共通するふんわりとした軸はありましたが、話し合う場が少なかったため、次第に互いの方向性がずれていたことに気が付きませんでした。頻繁に話し合うことで、すれ違いが生じないようにしたいです。
③共通する軸やライブラリースペースの使われ方を手がかりに設計を進める
棚と机で互いに学びたいことを優先させて設計を進めていた時期がありました。振り返ってみると、ライブラリースペースという一つの空間をつくってるという自覚が足りなかったなと思います。つくるものが違くても、空間をつくるのだから共通する軸が必要でした。また、家具から空間をつくるには、設計課題のようにやりたいことを貫くだけではだめで、空間体験や使われ方を手がかりに進める必要があると学びました。
まだまだ序盤の家具プロですが、これからもいろんな問題に直面すると思います。そんなときは、互いの意見を尊重し合い、議論を重ねることで乗り越えていきたいです。そして、みんなに使ってもらえる素敵なライブラリースペースを目指して、取り組んでまいります。
初めての研究室会議レポートで、稚拙な文章になってしまいましたが、この辺で今週のレポートを終わりにさせていただきます。ここまで読んでくださりありがとうございました。
B4 市花
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