―粉雪―
気まぐれに雪のふる3月.
波打ち際でとけた恋.
海水に混じりこんでゆく粉雪.
目にうつるものが全て.
消えてしまいそうなくらい淡い.
さりげなくくちづさむ歌も.
どこか意識の中で操っているようで.
砂の上にひざまづいて.
両手を添えて粉雪を集めた.
貴方の視線を独り占めしたい衝動にかられて.
そして、口づけをせがんだ.
名残を惜しんで降る雪みたいに.
焦れったく、ついばむようなキスをした.
静かに冬が去ってゆく.
波間に雨音が響く..
恋が.
とけていった…
精一杯の情熱を一編一編 心と愛をこめて載せてます🍃🌸正真正銘の詩人になれる後押しと応援があると励みにも糧にもなります❤️どうか宜しくお願いします🌸💖🌸