♠ O.D.007_ “ よしお の夢 “=「鉄腕ドラえもん」---(novel)
♠ O.D.007_ “ よしお の夢 “=「鉄腕ドラえもん」---(novel)
・よしおは、まっ赤な “ ドカティー “ に、またがり、
勢いよく、コンビニを後にした。
■背中には、でっかいリュックを背負っていた。
中には、一週間分の食料!
■周りの人は、
けたたましい爆音に一瞬、耳を抑えて、
よしおを見ようとしたが、
よしおは、爆音とともに、あっという間に、
「点」 になって、消えて行った!
■よしお: 超 気持ちいい~!
この加速感、一瞬にして、みんな置き去りだぜ~!
と、まわりの事など一切気にせず、家に向かった。
■家から、あと300m、急にドカティーのエンジンが止まった。
正確には、よしおは、エンジンを切った。
■そして、空走で、家の横の路地に、バイクを横付けして止めた。
■そして、家の横の電柱をのぼり、
自分の部屋にたどり着いた。
■そして、リュックを降ろして、こぼれそうになっていた、
百円コーヒーを取り出し、飲みながら、PCの電源を入れた。
■解説)ここまで書くと、お分かり頂けたか?
と、思いますが、
■ソーーーです。
いま流行りの、 “ 引きこもり “ 、
ただし、よしおは、 “ 寝そべり族 “ と
言っているが、・・・。大差はない!
■よしおは、地元の国立大学をそこそこ優秀な成績で卒業して、
某そこそこ大企業に就職した。
■までは、よかったのだが、3か月で辞めた。
そして、これも、そこそこの中小企業に転職したが、
これも1年たらずで辞めた。
■もう何でもいいや!って入った会社が、完全ブラックで、
3日で辞めた。
■親も、最初は、「仕事!がんばれよ!」とか、励ましてはくれていたが、
ボロボロになっていくよしおに、なんと声をかけていいか分からず、
みて見ぬふりになった。
■退職の理由は、すべて、『 一身上の都合 』
■そこそこ頭のいいよしおは、
・非効率的だったり、
・理不尽だったり、
・矛盾が、
どうしても!理解できないのだ!
■よしお: 「何やってんだ!みんな!ばっっっかじゃない!」
何度か “ がまん “ は、したが、ついにその心の声が、
言葉に出てしまい、それでいたたまれずに、
転職転職転職の連続だった。
■そして、・・・ある日・・・、 あ・き・ら・め・た !
■そうして、いまの 「隠遁生活?」 が始まった。
■よしおは、おもむろに、机の引き出しから、
【VRゴーグル】 を取り出して、非現実の世界に没入していった。
■そこにいるのは、Yoshio!
■なんでもできるスーパーマンだ!
そして、その横にいるのは、
■ 『鉄腕ドラえもん』 →彼は、
強くて、優しくて、正しい!Yoshiの唯一無二の親友!
■よしお: やつと二人なら、何も怖くはない!
・非効率的、理不尽、矛盾・
すべて!解決してくれる! し、どこにでも行ける!
■今日は、ウクライナか?
ロシア! ドローンで、激しい攻撃をしかけてきているな!
■Yoshio: ようし!鉄ドラ!
ここは、 “ ドローン無力化光線 “ だ!!!
■すると、
鉄ドラの目から、ホワイト光線が出て、一瞬にして、ロシアのドローンは、
浮力を失ったカラスのように、バッタバッタと地上に落ち、爆発した。
■Yoshio: 超~気持ちいい!
これで、世界は平和を取り戻せるぞ!
■非現実の世界で、大満足をしていた。
■そこに、
よしおの母そっくりの超巨大モンスターが出現した。
■よしお:
「かかかっかあさん!なにやってんの?
邪魔!どいてーーー!」と、
言う前に、母モンスターの口から出た、
“ キンジャーミサイル “ に、一発で、木っ端みじんになり、
---Yoshioは、消滅した---
■「なにやってんだー!鉄ドラ!
一発で負けちゃったじゃないか!」と、
よしおは、勢いよくVRゴーグルを外した。
が、そこは、よしおの汚い部屋。
と、
急にPCの画面に、
--🏄--【Ordinary Dream K.K.】=(ささやかな庶民の夢_株式会社)
の、バナー広告が出た。
■なに?これ!
ちょっとオモシロそうじゃん!
■よしおは、面白半分に、それをクリックしてみた!
・・・ぴこぴこぴ~!
■大谷翔平似の【AI】: やああ!こんにちは!
で、今日は何?
---つづく
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