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匿名で誹謗中傷できなくなる時代の到来。

サッカー日本代表の伊東純也選手がサムライブルーではなく週刊誌の報道で真っ赤っかに燃やされています。

なんでもデイリー新潮さんが「伊東選手が同意を得ずに性行為に及んだとして女性2人から刑事告訴された」と報じた事が発端となっているようです。

これには伊東選手もイナズマ純也の異名の通り、速攻で同意の上であったと虚偽告訴罪の告訴状を大阪府警に提出されたそうです。


最近真実がどうかまだわからない段階でのこの手の週刊誌暴露ネタが猛威を振るっている状況が続いているせいか、これを受けて伊東選手の代表離脱というニュースが流れるとSNS上では「報道がウソだったら女と週刊誌はアジアカップ離脱の責任とってくれるんですよね?」「お前が代わりに右サイドやれよ!」「週刊誌ビジネスいい加減にしろ!」など週刊誌のイキすぎた報道に批判の意見も多く見られるようになってきているのがとても印象的でありました。

さらに幻冬社の編集者箕輪氏がXにて「匿名で舐めた真似すんな。週刊誌記者も撃たれる時代が来る」とポストした事にかなりの反響が出ていて、暴露ブームの次は匿名で情報発信する事が許されなくなっていくムーブが起きそうだなだと感じた次第であります。

さて匿名での批判が話題になっていますが皆さんは誰かに悪い噂を流されたり、陰口を言われて辛い経験をしたなんてことはないでしょうか?

私は学生の頃「性欲が異常」という偏差値2みたいな噂を流されて枕を濡らした経験があります。

昔は噂話なんてものは仲間内数人から、広がっても学校のクラスや職場といった範囲にとどまっていたかと思います。

私も噂は1ヶ月程でおさまり日常生活を取り戻すことができました。

ですが今のSNS時代では個人・メディアを問わず一度発言した事は知人という枠を超えて無限に広がり半永久的に残ります。

事実無根であっても受け手には間違った情報も拡散されてしまいますし、言われた側のダメージは尋常ではありません。

下手をすれば社会的に抹殺され、巨大ウンコで地ならしされて跡形もなくなってしまうケースまで出始めています。

陰口や暴露という話題性が高いコンテンツはあっという間に我々のような一般人にも他人事ではない状況になりつつありますのでそろそろ対策を考えなければならないのではないか?と思います。


逆に誹謗中傷をした個人を特定し訴訟する人もいますから、匿名という安全地帯から一方的にウンコをぶん投げるというのはリスクのある事だという常識も持つ必要があります。

何らかの形で身元が割れればその事自体がまたSNSでもって拡散され強烈なカウンターとして我が身に返って来るという可能性が充分にあるのです。


これからは文句があるのなら自分で本人の目の前に立って直接伝えなければならないものなのだと感じた次第であります。

(※もちろん面と向かって言えない圧力をかけられている人がいたり、周りの力や支えがないと告発できないほど心に傷を負っている人がいるのもまた事実です。人を傷つける行為をする人が100%悪いのです。だからこそ問題を未然に防ぐ方法を考え、議論していかなければならないですよね。)



PS
最後に、例外として「匿名」でやっていい事があります。

それは募金や支援等「良い事・相手が嬉しい事」であります。

「このコラムを書いてるお前も匿名じゃねーか!!」というご指摘があるかと思いますが、私も文章を面白おかしくしようとしたりするあまり知らず知らずのうちに誰かを批判・否定してしまうような事があったかもしれません。


ですのでこれからは匿名投稿をする時は「誰も損をしない」なるべくポジティブな発信を心がけていかなければならないと思った次第であります。


おしまい

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