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野村ID野球とは、

2020年2月11日に亡くなられた野村克也元監督。ご冥福をお祈りいたします。

現役時代をみたことはないのが、野球をテレビで見始めてたころにはヤクルトが黄金時代で監督として率いていて、その後、低迷中の阪神の監督や創立まもない楽天の監督をやられたり、遠山→葛西→遠山ばりに、野村→星野で監督リレーが勝利の方程式のようになっていたように感じます。チームの下地を作り評価が低い一芸に優れた選手を起用法によって再生させる手腕によって、強い巨人に戦っていく姿は、まさにジャイアントキングでとても興奮した記憶があります。

低評価選手で特定の部分に秀でている選手を評価する方法に関しては、少し前にもてはやされたセイバーメトリクスを直感的にやられていたのではないかと思います。

しかしながら、データ化して数値で判断されていたセイバーメトリクスではないにしろ、野村ID野球という言葉がうまれ、それまでの野球と何がちがったのかというと選手一人一人を分析するところにあったのでしょう。数値ではないにしろ、一人一人をよく観察して得意苦手を分析する。データに導きされるものよりもその時の相手の気分や環境など複雑な変数を組み合わせて判断す野球なのではないか。高度なAIを駆使してもこの領域にはまだ到達できていないのかもしれない。

その答えは、もう証明することはできない。

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