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暴落相場を経験して

今年から新NISAが始まり、少しづつ国民への
投資へのハードルが下がっていると感じます。

今こそ株式相場はすごい好調ですが
そういう時こそ、初心を振り返るべきと思い
私が地獄を経験したコロナショック時から
今日まで学んだことを共有します笑

目次📝

相場のトレンドを知る

投資する上で流れがとても大切です。
世の中のトレンドが移り変わるように、株式市場にもトレンドが存在します。
株価がずっと上がり続けることもなければ、下がり続けることもありません。
上がったり、下がったりを繰り返しながら変動します。
そのため、上昇相場なのか、下落相場なのか、その時々の状況によって異なります。

結局は人が投資をして売り買いをするので、参加者(買い手)が上に行くと見ているのか、下に行くと見ているのかで、流れの強い方へ投資をしなければ増えるものも増えません。要は美人投票なんです。人気あるものは買われ、人気ないものは売れ残る。

上記の図のように、4つの相場環境が存在します。
これまでに経済の状況と株価の動きを交え、解説していきます👇

①金融相場 これは21年コロナで経済が傾いたときに、世界各国は経済を支えるために資本投入を行いました。つまり、お金をたくさん刷り、企業から人へお金が行き渡り、景気が潤うよう市場へ供給しました。しかし、本来必要とする場所へ資金は行き渡らず、全て株式市場へ流れ、お金が余る状況となり、結果、株式市場は大きく上昇する、バブル状態となりました。これが金融相場です。

②業績相場 コロナショック後、経済が落ち着きを取り戻し、業績の拡大とそれに伴う景気の回復、この局面のことを示しています。

③逆金融相場 これが22年今年起きている相場環境です。コロナ発生時にお金をたくさん発行し、経済の立て直しを図ったものの、今の現状はお金をバラマキすぎたゆえ、物価が上昇する「インフレ」が起きています。そのため、インフレを抑えるために、金利を引き上げ、市場へ供給した資金を回収する引き締めに各国は動いています。そうなると、お金が集まっていた株式市場からは資金が抜け、株安につながります。

④逆業績相場 これは好景気から不景気へ突入し、企業の業績が落ちるため、さらに株安へ繋がる良くない状況です。

⭐︎今の市場環境は、③の逆金融相場から④の逆業績相場を終え、
①金融相場に差し掛かかっている状況と見ています。

株価と金利の相関性

前回の下落相場でもそうでしたが、金利の動きがとても重要です。
株価と金利は互いに結びついて考えられ、シーソーのように例えられます。
要は、金利が下がると株価は上げ、金利が上がると、株価は下がります。
画像は古いですが、昨年を例に、以下図を元に解説していきます

①米国10年債・金利の動き
②米国株・ナスダックの動き

上記の図ではどちらも2018年〜2022年6月の約4年間の動きを表しています。
図①が金利の動き、②が株価の動きで、前半と後半に分けて見てみると…

【2018年→2020年の前半の動き】は景気を良くしようと、金利を引き下げる動きだったため、3.2%もあった金利は0.4%の水準まで引き下げられました。それに逆比例し、図②の株式の動きでは、金利が低下していく中で、直近の安値から高値まで約130%の上昇を遂げています。

【後半の2020年→2022年の動き】では、金利は物価上昇が止まらないため、ブレーキをかけるかのように金利を上げる政策が打ち出され、直近3.8%まで急上昇しています。一方の株価は直近の高値から現在約31%の下落幅です。このように株価と金利は逆の動きをすると過去の動きから確認できます。

金利と株価のバリュエーション(企業評価)

基本的に、PER(期待度)✖️EPS(業績)=将来の株価は構成されますが、その株価の評価基準(バリュエーション)も金利が変動することでブレてしまいます。言わば、金利が低い状態は評価が甘く見られがちであるため、本来B評価の少し悪い企業でも低金利の状況ではAの成績をとりがちになります。一方で、金利が上がるとその評価はより厳しくなり、A成績の企業も金利高の下では、Bの成績を取りがちになります。そのため、コロナショック後、低金利でどの企業も高く評価されたため、買われ、上昇し、バブルを引き起こしました。しかし、現在は金利高で企業への評価が正当化されている動きとなっています。

相場で生き残るには?

「時間を味方につけ、少しずつ買い続ける」これに尽きます。

株価の予測を正確に当てることはできたとしても100発100中はプロでも難しいです。そのため、素人でも負けないためには長い時間をかけ、資金を少しづつ株式に充てていく手法が良いと考えます。投資の時間軸は短くなればなるほど下がるリスクは高まります。そのリスクを少しでも下げるために、時間軸を伸ばすことで対処できます。そして、大切なお金を少しのリスクを取って増やそうと投資を行うため、資金管理は大切です。そんな資金を一括でボーンっと投資してしまってもリスクが高く、まずは余裕資金のうち20%を投資し、残りの80%は蓄えておき、今回のような大きな下落が来たとき安く買えるように対策を打つのがベストだと考えます👍


今回のまとめ🗒

・相場はサイクルごとに動く

金利と株価は逆の動きをする

・長期軸で資金分散投資がベスト

以上3点をお伝えしました😌


ここまで、読んでくださり

ありがとうございました。

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