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「オトン、死ス!」を観ました。#オトン死ス

久しぶりに観劇に行った。
観てきた劇は、
イレブンナインの「オトン、死ス!」。
「札幌に引っ越したら、絶対に、ゼッタイに、イレブンナインの劇を観に行こう!」と思っていたのに、何かと理由を付けて今日まで先延ばしにしてしまっていた。
しばらく劇団としての公演が出来なくなってしまうという事を聞きつけて、やっと観に行ったわけだが、「もっと早く行けば良かったーーーー!!!もっと色々観てみたかったーーー!!!」と思った。

まず、圧倒的に観やすい。
今まで観てきた劇とはちょっと毛色が違うけど、エンタメ色が強くて、初めての観劇で来る人が多いというのも納得。今回の劇の性質もあるのかもしれないが、俳優の方々の演技が世界観にスッと入っていける違和感がないもので、それが演劇アレルギー的なものを引き起こさない要因なのかもと思った。

そして内容の話。
主宰の納谷さんの私小説的な演劇(私演劇)だという事と死を扱う題材だという事を事前に情報として知っていたけれど、ここまで「納谷さんのお父さんが死んだ時の話です!!!!」を全面に押し出したものだとは正直想定してなかった。
がしかし、笑わされてすごく泣かされた。
子ども視点の父の人生をぶわーっと見せられるので、自分の家族や親とのエピソードと重ねてしまう部分が多々あって、その度にグッと心を掴まれた。悲しくなったりちょっと苦しくなったり、いつか来る親との別れを考えたりして、一緒に暮らしていて苦しい思いもしたことがあるけど、会えるうちになるべく親に会っておこうと思った。

月並みな言葉を並べる事でしか感想を残しておく事が出来ないのが少々辛いが、久しぶりの観劇がオトン、死ス!で良かった。



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