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四季報銘柄 3377 バイク王&カンパニー

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9/5現在の価格情報です。

時価総額もまだまだ小さいですし、価格も1000円台ということで、個人投資家さんに人気の銘柄の一つでもあります。

【特色】 中古2輪車買取最大手

【連結事業】バイク100%

バイク王の事業内容はシンプルで、中古バイクを買い取って修理、販売を手掛けている卸売業者になります。

よく街中でも見かけるバイクがたくさん並んでいるお店とイメージしてもらえたらと思います。

実はここ数年でバイクユーザーが激増しています。

私自身もバイクが好きでよく乗っているのですが、明らかに人口が増えていてお店もとても混みあっています。

恐らくコロナウイルスの蔓延から「密を避ける遊び、移動手段」を理由にバイクに乗る人が増えてきているのと、比較的年配の方が多いので、80年代にバイク全盛期だった時代に乗っていた若者があれから大人になり子育てが落ち着いた頃「また乗りたいな」という復活組とがちょうど重なるのではないかと個人的には思って言います。

それでは業績を見ていきましょう。


通期業績

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2017年からの通期業績です。

売上高、最終益、EPS は多少の上下はあれど、毎年順調に推移しています。


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過去最高がこちらの数字になっています、今期予想はこの過去最高まで届かない予想ではありますが、前年度の数字を大きく上回る予想を出して来ている事から順調に業績を伸ばせている印象です。

続いてチャートを見ていきます。


直近のチャート

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直近3ヶ月のチャートです。

物凄い右肩上がりのチャートになっています。

どこまで上がるのかと思わせるくらいの上昇トレンドです。

しっかりと安値を切り上げながら上がっている綺麗なチャートになっています。まだまだ上昇する可能性が高いので、短期的には押し目を狙って拾っていくのも面白いかもしれませんね。

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ただし、1年前からの長期チャートを見てみると既にテンバガーを達成していますので、(20年9月は190円台)小資金の方が長期で入るのは少しリスクが高いと思います。購入を検討されている方は、ご自身の資金と相談してみましょう。

続いて財務を確認してみましょう。

財務

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自己資本比率、総資産、利益剰余金、有利子負債ともに問題ないレベルかと思います。

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ROE10%以上ROA6%以上もクリアできているのでOK でしょう。

キャッシュフロー

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営業CFは+で投資と財務は-ということは、本業で利益を出して積極的に投資をしながら更に借り入れもしているということなので、将来の事業拡大へ動いている可能性がありますね。

★従来から進めてきた複合店(買取およびリテールを展開する店舗)における仕入力および販売力の強化をさらに推進し、より一層お客様満足度を高めてまいります。

このように仕入力の強化を図ると会社側も積極的な姿勢を見せています。


四半期のキャッシュフロー

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最後は決算について見ていきましょう

決算

バイク王、上期経常が4.6倍増益で着地・3-5月期も93%増益

バイク業界におきましては、昨年より二輪免許取得者数が増加に転じる等の環境変化が起きており、新車、中古車の需要は高まってきている。この背景には、近年のアウトドアブームに加えて、コロナ禍による人々の行動の変化を映したバイク志向の高まりがあるものとみられています。


販売台数は、リテール(個人、中小企業などの小口の取引相手)では前年同期より増加いたしました。リテールへ商品を回したことでホールセールでは前年同期より減少して、全体としては前年同期をやや下回る結果となりました。一方、車輌売上単価(一台当たりの売上高)が前年同期より大幅に上昇したため、売上高は増収となりました。加えて、平均粗利額(一台当たりの粗利額)が前年同期より大幅に上昇したため、売上総利益も増益となりました。
営業利益以降の各段階利益につきましては、ホールセール、リテールいずれも好調であったため前年同期から大幅な増益となりました。

このような説明があります。

いずれも業績は好調に推移している企業です。

今後の展望にも期待していきたいと思います。

以上になります。


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