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デビルメイクライについて語りたい(キャラクター編:V / 完成度が高すぎる召喚士)

デビルメイクライというゲームがある。
私は狂おしくこのゲームが好きだ。

今回はデビルメイクライ5のキャラクターである「V」について語ろうと思う。
ちなみに私は過去の記事やYouTubeの動画などでは殆んどVには触れてない。
これは存在を忘れてるとか嫌いとかでは決して無い。
むしろ普通に大好きである。
では、何故に触れていないのか?

このキャラクター、言葉や動画で魅力を伝えにくいのである。

ちなみにネタバレへの配慮は一切していないので気にする人は回れ右である。


・Vとはどんなキャラクターなのか?

今回は設定的なアレコレでは無くアクションゲームのキャラクターとしてのVについて書こうと思う。

まずデビルメイクライといえば剣や銃で大暴れするゲームという認識の人が大多数だと思う。
そしてこのVもデビルメイクライのキャラなんだから当然そういう感じなのかと思いきやこのキャラ、剣も銃も全く使わない。
それならなんか特殊な武器でも使うのかな?と思うであろう。

そもそもこのキャラクターは武器を持っていないのだ。

ならばどうやって戦うのか?

このキャラ、なんとサモナーである。つまりは召喚士だ。

個性豊かな3匹の魔獣を使役し、それ等を"自分"で操作して戦うのである。
この時点でDMC5を実際に遊んだ事が無い人は恐らく「…ん?」と思うであろう。
そもそも召喚士という職業自体がマイナーである。
まずゲームで見かける事自体が稀だ。
そして見かけたとしてもコマンドバトル式のRPGの召喚士が大半だと思う。
ましてやアクションゲームに召喚士が居る事は滅多に無い。
仮に居たとしても召喚獣が本体の攻撃に追従するタイプ。
もしくは召喚獣自体は自動で動き、それを本体がサポートするタイプ。
恐らくはこの2タイプの内のどちらかになると思う。

だが、Vの場合はそのどちらでも無くそのまんまの意味で自分=プレイヤーが召喚獣を操作して戦うのだ。
この時点で違和感を覚えた人は鋭い。

プレイヤーが召喚獣を操作して戦う、これは言うならばゲームという娯楽そのものなのだ。
如何なるゲームだとしてもプレイヤーはゲームのキャラクターを操作して遊ぶ。
これはある意味ではゲームを遊んでる時点で既に召喚士になってるとも言える。
ちなみにゲームが苦手な人はこの事実に気付いてない事が多かったりする。
私達はプレイヤーキャラクターに対して神の視点から指示を出してるとでも言えば伝わりやすいか。

つまるところゲームを問わずに既に召喚士は居るのだ。
だから召喚士という職業はゲームにおいて少ないのである。

さて、召喚士を操作するという事は、
①プレイヤーが操作キャラクターに指示を出す。
②操作キャラクターが召喚獣に指示を出す。
③召喚獣が攻撃する。
こういう事だ。

この時点で普通のキャラクターよりも操作が複雑になるのである。
だから大抵のゲームだと召喚獣は操作キャラクターに追従したり自動で動くのだ。
ところがVの召喚獣はそのどちらでも無い。

Vの場合は、
①プレイヤーが操作キャラクターに指示を出す。
②操作キャラクターが召喚獣に指示を出す。
③その指示に従い、動いた召喚獣をプレイヤーが操作する。

お気付きだろうか?かなり無茶な事をやっているのである。
そしてVは3匹の魔獣を使役している。
正確にはその内の1匹である巨人は勝手に動いてくれる。(以降、ナイトメアとする。)
残りの鳥(以降、グリフォンとする。)と、
猫(以降、シャドウとする。)と、
そしてプレイヤーキャラクターであるVはプレイヤーが操作する。

つまりプレイヤーは3体ものキャラクターを同時に操作する事になるのだ。
そんなんめちゃくちゃ難しくない?と思うであろう。

結論から書こう、簡単に操作が出来る。

このVというキャラクターは非常にややこしい事になるはずの召喚獣を実際に操作しつつ戦える召喚士を簡単に遊べるにしてしまったのだ!!

・完成度が高すぎる召喚士

私がVを一言で言い表すなら「完成度が高すぎる召喚士」だ。
私は今まで色んなゲームを遊んで来たが召喚士でこれ程までに楽しく遊べるキャラクターを他には知らない。

ぶっちゃけVに出会うまでは私の中での召喚士のイメージは酷い物であった。

というのも操作しててつまんないのである。
戦闘ゲームを遊ぶ以上はやはり自らの手で戦いたいしトドメも刺したい。
その一方で大半の召喚士はそのどちらも出来ない。
勝手に動く召喚獣を眺めつつせっせと召喚獣のサポートをしてるだけで戦闘が終わってしまう。
これでは全くゲームを遊んでる気分にならない。

ところがVは違う。
だが、これに関しては実際に遊んでみないと伝わらないし伝えられないとも思う。
操作自体は簡単なのだがやってること事態はめちゃくちゃ複雑なのだ。
そして他人のプレイ動画で見ても召喚獣は自動で動いてるようにしか見えないのである。
とりあえず詳しく解説する前に実際にVで遊んでる動画を貼ってからにしようと思う。

これはVでの雑魚ラッシュだ。
自分で見てても思うが勝手に召喚獣が動いてるようにしか見えない。

これはVでの大ボス戦だ。
やはり勝手に召喚獣が動いてるようにしか見えない。

これはVでのバージル戦だ。
どう考えても勝手に召喚獣が動いてるようにしか見えない。

これ等の動画のV、シャドウ、グリフォンは全て自分で操作しているのだ。

比較対象としてバージルで全く同じステージを遊んでる動画を貼っていく。

これはバージルでの雑魚ラッシュだ。

これはバージルでの大ボス戦だ。

これはバージルVSバージルだ。

尚更に召喚獣が勝手に動いてるようにしか見えなくなると思う。

実際にどう操作してるかの書くと非常に簡単で、
他のキャラにおける近接攻撃をするとシャドウが攻撃する。
他のキャラにおける遠距離攻撃をするとグリフォンが攻撃する。
他のキャラにおけるデビルトリガー(左上のゲージを消費する。以降DTゲージとする。)を発動するとナイトメアが召喚され自動で動く。
こういう仕組みになっているのである。

・各キャラクターの役割

V及び3匹の魔獣にはそれぞれ役割があり誰か一人でも欠けると戦闘が成り立たない仕組みとなっている。

・V

プレイヤーが操作するキャラクターである。
役割は、
①移動
②囮
③魔獣の回復及び蘇生
④DTゲージの回収
⑤トドメ
大体こんな所だろうか、それぞれ解説してみようと思う。

①移動
シャドウとグリフォンはVの立ち位置に追従する形で召喚されたり手元に戻って来る。
なのでVの立ち位置は非常に重要である。 
ちなみに回避するとシャドウが手元に戻り、二段ジャンプするとグリフォンが手元に戻る。
…ん?ってなった人は鋭い。
つまりはこのキャラ、無闇矢鱈に回避やジャンプをすると魔獣が手元に戻ってしまうのである。
その理由については後記するが他のキャラクターよりも丁寧な操作が必要となる。

②囮
えっ君、囮なの?と思うであろう。
召喚士のイメージとは真逆である。
というのもシャドウとグリフォンには個別にHPがあり無くなると力尽きてしまう。
そしてシャドウは脆く、グリフォンは更に脆い。
故にVの立ち位置を調整したり回避やジャンプをしつつシャドウとグリフォンを手元に戻し守らなければならない。

③魔獣の回復及び蘇生
シャドウやグリフォンにVが接近しているとそれぞれのHPが回復する。
また仮にやられてしまっても亡骸に近づけば何度でも蘇生が出来る。
ちなみに近づかなくても回復や蘇生もされるが両方共に凄まじくそれが遅くなる。
だから召喚士のイメージに反してV自身も前線に立たなければならない。

④DTゲージの回収
Vにとって最も重要な役割である。
V自身の回収手段は魔導書、踏み付け、ジャスト回避、挑発、辺りだろうか。
これ等を状況に応じて使い分け素早くDTゲージを回収しなければならない。
魔導書を読むのは特に効果が高いが歩き移動しか出来なくなる。
ちなみにDTゲージはシャドウやグリフォンの攻撃を当てても回復する。

⑤トドメ
3匹の魔獣は敵を攻撃する事は出来るがトドメを刺す事は出来ないのである。
なのでV自身を操作してHPが無くなり灰色になった敵を杖で仕留めなければならない。
ちなみに灰色になった敵は一定時間経過で蘇生してしまう。

・シャドウ

主に近接攻撃及び回避を担当している。
役割は、
①近接攻撃
②回避
③囮
こんな所か。
シャドウ自体は攻撃指示を受けてないかつVとの距離が離れ過ぎていなければ近くの敵やロックオンした敵に自動で接近して行く。
逆に言えば無闇矢鱈に攻撃したりVがあまりにも離れていると攻撃が当たらないのである。

①近接攻撃
シャドウが敵に接近してるのを確認した上で使う。
そして当たり前だがシャドウが力尽きていると近接攻撃すら出来なくなる。

②回避
シャドウの最も重要な役割である。
回避コマンドを入れるとVの手元に戻りつつ回避をサポートするのだ。
ちなみにシャドウが力尽きていると回避が出来ない。
もう一度言おう。

シャドウが力尽きていると回避が出来ない。

なのでV自身が囮になったりシャドウが危なくなると回避して手元に戻さなければ一気にピンチになってしまう。

③囮
…ん?Vが囮なんじゃないの?と思うであろう。
シャドウも囮である。
V本体は殴られ続けるとゲームオーバーになる。
そしてグリフォンは攻撃がカスっただけでも力尽きる程度には脆い。
だから状況に応じてシャドウも囮にならなければならない。

・グリフォン

主に遠距離攻撃及び二段ジャンプを担当している。
役割は、
①遠距離攻撃
②二段ジャンプ
③囮
辺りか。

①遠距離攻撃
シャドウと違いグリフォンは基本的にVに追従して移動する。
そして遠距離攻撃なのでグリフォンに関しては位置取りはあまり考えなくても良い。
ただ例外として一部の攻撃は突進したりVの周囲にのみ攻撃するので気を付けなくてはならない。

②二段ジャンプ
グリフォンの最も重要な役目である。
空中でジャンプするとVの手元に戻りつつサポートして二段ジャンプする。
そしてシャドウと同様にグリフォンが力尽きてしまうと二段ジャンプが出来なくなる。
回避が出来ないよりはマシだがやはりグリフォンが力尽きるとピンチになる。

③囮
お前も囮なのかよ!である。
Vやシャドウと違いグリフォンは飛んでいるかつ小型なので敵の攻撃が当たりにくい。
なので囮に適しているかと思いきや非常に脆いので被弾するとまず力尽きる。
故にしっかりと敵の攻撃を見つつグリフォンが力尽きそうな時は二弾ジャンプで手元に戻し守らなければならない。

・ナイトメア

DTゲージを使用して召喚が出来るかつ最も重要な魔獣でもある。
主な役割は、
①囮
②シャドウとグリフォンのサポート
③攻撃
辺りだと思う。

①囮
…囮が多すぎない?と思うであろう。実際多い。
ちなみにナイトメアは最強の囮である。
何故なら無敵だ。

コイツ、無敵なのだ。

何をされても死なないのである。
ただし召喚中はDTゲージが消費され続けてゲージが力尽きると消滅する。 

②シャドウとグリフォンのサポート
ナイトメアの最も重要な役割である。

ナイトメアを召喚中はシャドウとグリフォンも無敵になる。
そして力尽きていても即座に復活する。

つまりはナイトメアを召喚した時点で3匹の魔獣は無敵になり敵の攻撃を避ける必要が無くなるのだ。
ちなみにV本体はそのままだ。
無敵の魔獣たちを押し付けつつ高みの見物と思いきやしっかりと敵の攻撃は避けなければならない。

③攻撃
ナイトメアは他の二匹と違い勝手に行動する。
そして火力も凄まじく高い。
だが、動きが非常に遅く勝手に行動するが故に攻撃を外す事も多い。
それからV自身がナイトメアに乗る事も出来る。
その場合はナイトメアも操作が出来るようになる。

…ちなみにシャドウもグリフォンも力尽きDTゲージも無い場合はどうなるか?

攻撃も回避も一切出来なくなり実質的な詰みである。

以上がVの説明だが、まあ読んでて思った事は分かる。
面倒くさそう&怠そう、だと思う。

実際、覚える事が多いしVや各魔獣たちに加えて敵の挙動も見なくてはいけない。

だからこそ、使いこなせた時に楽しいのだ!!!

ちなみにVは正確には召喚士と言うよりも、Vと3匹の魔獣たちが各々を助け合って戦う四位一体のキャラという表現の方が私は適してる思う。

・操作自体は簡単だが扱いが難しい召喚士

Vの操作自体は簡単だが使いこなすのは難しい。
デビルメイクライ自体が難易度の高いゲームでもあるので、更に難易度が増してしまう。
だが、上手く扱えば無敵になった3匹の魔獣たちをけしかけつつVは魔導書を読みながらそれを眺めて高みの見物が出来る。

だからこそ、Vを使って敵を蹂躙するのは楽しいのだ!!!

そしてVの魅力は文章で説明すると面倒くさそうにしか思えない。
動画で見ても魔獣が自動で動いてるようにしか見えないし面白くない。
だが、実際に自分で操作してみると非常に楽しい。
そういうキャラクターだと私は思う。

以上で終わりだ、最後はVくんで兄貴をボッコボコにしてる画像で〆だ!

(´'ω')b