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アガベマイナー種の魅力 その1

 いつも種の購入でお世話になっている「SEEDSTOCK」さんはいろんな植物の種を扱っています。とくにアガベは200アイテム以上の品ぞろえで全種類育成を目指していますがなかなか困難な事業ですね。

アガベは昨今のブームもあり、アガベ自体はメジャーになってきましたが、それは数種もしくは一部のネームド株だけであり、まだまだ日の目を見ていない種も多くあります。
 上記のとおり、これまでに無謀にも全種制覇を目指したこともあり(今も目指しているのか?)結構マイナーな種も育ってきています。
今回はその中から将来有望というか特徴のある、気になる種類を上げてみたいと思います。上の写真はインアクイデンス、とても成長が早く冬に傷んだはもすぐに回復して美しい姿を見せてくれます。

チアペンシス 手前のもう一株も同じです。明瞭な緑色に赤茶色のスピンが鮮やかで葉形も端正に整っています。幼苗の時はとても弱く結構な数が立ち枯れてしまいました。
ケルチョベイ 葉が白く縁取られるタイプ。沢山播種しても数株しか出ませんでした。ほんとにケルチョベイなのでしょうか。成長も遅くあまり大きくなりません。
ケルチョベイ このタイプは比較的おおく出ます。左にあるのもケルチョベイのレッドタイプ。
パープソルム 現在はジェスブレイティ・パープソルムとして販売されています。パリーを三角葉(トライアンギュラリス)にしたような姿形で整った美しさがあります。成長は遅いです。
バスケスガルシア アテナータに似ていますが葉の縁に小さな鋸歯があります。どちらかというとエレミーティアナに似ているでしょうか。
幹立ちするかどうかはもう少し育ってみないとわかりません。
シーマニアナ 直径20センチを超えるぐらいから特徴が現われるようでこの株はまだ途中でしょうか。独特の雰囲気を持った種ですが、特にトップスピンが長くなり、うねることが多いようで期待しています。
アプラナータ 小さいうちは目立たない株でしたが地植えして1年経過し、色白の迫力ある姿に変貌し始めました。パリーのような色合いと整った株姿が魅力です。
マキシミリアナ 葉形はイシスメンシスに似ていますがやや大型です。独特の色合いもありますが何よりも鋸歯がカニ爪になっている個体でお気に入りです。
スカポサ  小さいときは何の変哲もない(印象の薄い)アガベでしたが2年を経過したころから迫力が増してきました。まるで彫刻のような造形と色が素晴らしくとても迫力があります。
ユニビッタータ 笹の雪系統の種類らしいですが葉の展開が平べったくかなり異なった印象を受けます。ネット上の成株に比べると葉がまだ薄く弱々しい感じです。今後たくましく育ってほしい。
ファンキアナ 三角形の分厚い葉と葉裏には独特の線分模様、表にはケルチョベイのような中央線が現れます。成長は遅めですが成株でもあまり大きくならないようです。ネット上にも情報が少なくこの先どのように成長するか楽しみです。
パリー なんだメジャー種じゃないかともいわれそうですがこれはチワワです。これも情報が少なくどんな株姿に育ってくれるのでしょうか。3年過ぎから成長が加速しています。
これもパリー チワワ もっとたくさん育ったのですが特徴が現われる前に手放してしまい、現在はこの2株を残すのみとなってしまいました。
サロモニー(旧 マグニフィカ) チアペンシスに似た姿ですが全体にやや小ぶりで葉も密についているようです。成長は遅いほうですがこのまま詰まった感じで育ってほしいですね。
ガルシアメンドーサ
ホリダペロテンシスによく似たアガベで成長速度も変わらず、ほとんど見分けがつきません。
ベショルネアユッコイデス アガベではありませんが同じコーナーで販売されていたため購入して育てました。メキシカンリリーとも呼ばれているそうで開花が楽しみです。
耐寒性が強く露地栽培で越冬しています。

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