アガベ 品種紹介(Parryanae節)
古くから知られている吉祥天を含むグループです。上の写真は大阪の「咲くやこの花館」にあるパリーの巨大株で、実に見事なものです。
ここでは我が家のアガベのうちパリーナエ節に分類されるものを紹介します。
パリー チワワ chihuahuana
巷では人気のある種類です。更に産地などで分類され、トルンカータ、チワワ、ホーチュエンスなどがあります。
最初に入手して播種したのがチワワでした。その後にトルンカータなども播種しましたが、いずれも成長は遅めです。
チワワは小苗のうちからパリーらしい佇まいを示します。
パリー ホーチュエンス huachuensis
パリーの変種のひとつでチワワに比べると小苗の時期の株姿が異なります。葉先が尖り、葉圧も少し薄い感じです。まだ成長途中で特徴が現れてないと思います。
パリー コウエシー
同じくパリーの変種扱いになっています。最初に書いたとおり小苗のうちはあまり魅力がわかりません。
グアダラハラナ guadalajarana
地名に由来する種名のようです。パリーと同様に成長が遅くまた発芽率も良くありませんでした。パリーに似てますが葉型はヘラのような形になり汚れが付きやすく、なかなか見栄えが良くなりません。寒さには強いようで昨年の凍害も乗り越えました。一年以上育成してようやくそれらしい特徴が現れてきました。
ハバーディアナ havardiana
上記2種と同様に成長が遅いです。葉数もなかなか増えず、こじらせたかな?と思わせてしまいます。2年を経過してようやくそれなりの品格が現れてきたようです。個体差はあまり大きくないようで、パッと見て本種だなと判別できます。
パラサナ parrasana
これも比較的人気のある種類のようです。このグループの中では葉の厚みが薄く、トゲも細めで鋭い感じがあります。葉色の緑は比較的鮮やかです。100粒で播種したもので結構な数がありましたが、夏の蒸れで結構な数を失いました。地面に直接置くのはご法度の要で、エキパンで風通しを良くしたことで枯れ上がりは防げるようになりました。あまり大きくならないようで鉢植えでの育成を続けていきます。
オバティフォリア ovatifolia
地植えのシンボルとして大人気の種類です。初年分は20粒からのスタートでしたが育苗にこぎつけたのは3株、大株に育ったのは写真の1株のみでした。この個体は葉幅が広く、見栄えがいいですので早々に大鉢に植え替えて巨大化をもくろんでいます。子株が出ないようですので2、3年次も播種して株数を増やすつもりで成長しつつあります。幼苗期は何の種類かわからないです。
グラシリペス gracilipes
seedstockさんからの購入で、事前に何の情報もありませんでしたがとりあえず播種したところ発芽は良好でその後の成長も順調です。
写真は後ほど・・・
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