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アガベ 品種紹介(Parryanae節)

古くから知られている吉祥天を含むグループです。上の写真は大阪の「咲くやこの花館」にあるパリーの巨大株で、実に見事なものです。
ここでは我が家のアガベのうちパリーナエ節に分類されるものを紹介します。

パリー チワワ chihuahuana

巷では人気のある種類です。更に産地などで分類され、トルンカータ、チワワ、ホーチュエンスなどがあります。
 最初に入手して播種したのがチワワでした。その後にトルンカータなども播種しましたが、いずれも成長は遅めです。
 チワワは小苗のうちからパリーらしい佇まいを示します。

播種後一年半のパリーチワワ
播種後2年を経過したころのチワワ 丸めの葉がかわいい

パリー ホーチュエンス huachuensis

パリーの変種のひとつでチワワに比べると小苗の時期の株姿が異なります。葉先が尖り、葉圧も少し薄い感じです。まだ成長途中で特徴が現れてないと思います。

播種後約一年経過した個体。発芽率は良好で数十株あり、現在はあまり個体差は出ていません。

パリー コウエシー

同じくパリーの変種扱いになっています。最初に書いたとおり小苗のうちはあまり魅力がわかりません。

播種後一年経過の個体。他との違いが良くわからない。葉は細長くパリーらしさも見られない。

グアダラハラナ guadalajarana

地名に由来する種名のようです。パリーと同様に成長が遅くまた発芽率も良くありませんでした。パリーに似てますが葉型はヘラのような形になり汚れが付きやすく、なかなか見栄えが良くなりません。寒さには強いようで昨年の凍害も乗り越えました。一年以上育成してようやくそれらしい特徴が現れてきました。

播種後2年の株 ほかの株と比べると葉幅が狭い個体かも
上記と同時期に播種して地植えにしたもの 成長度はあまり変わらないかも

ハバーディアナ havardiana

上記2種と同様に成長が遅いです。葉数もなかなか増えず、こじらせたかな?と思わせてしまいます。2年を経過してようやくそれなりの品格が現れてきたようです。個体差はあまり大きくないようで、パッと見て本種だなと判別できます。

播種後3年の地植え個体。成長遅く地植えしたものの中ではかなり小さいほうです。
播種後2年目の写真 全体にのっぺりとした印象です。まだ種別の良さが出ていないのかな

パラサナ parrasana

これも比較的人気のある種類のようです。このグループの中では葉の厚みが薄く、トゲも細めで鋭い感じがあります。葉色の緑は比較的鮮やかです。100粒で播種したもので結構な数がありましたが、夏の蒸れで結構な数を失いました。地面に直接置くのはご法度の要で、エキパンで風通しを良くしたことで枯れ上がりは防げるようになりました。あまり大きくならないようで鉢植えでの育成を続けていきます。

発芽率が良かったのでたくさんあるパラサナ
パラサナ 播種後2年の株 とげが大きくてお気に入りの個体

オバティフォリア ovatifolia

地植えのシンボルとして大人気の種類です。初年分は20粒からのスタートでしたが育苗にこぎつけたのは3株、大株に育ったのは写真の1株のみでした。この個体は葉幅が広く、見栄えがいいですので早々に大鉢に植え替えて巨大化をもくろんでいます。子株が出ないようですので2、3年次も播種して株数を増やすつもりで成長しつつあります。幼苗期は何の種類かわからないです。

我が家で最大のオバティフォリア 播種後約3年目の個体で特等の木鉢に植えてあります


後追いで播種したオバティ 約一年経過の個体です。

グラシリペス gracilipes

seedstockさんからの購入で、事前に何の情報もありませんでしたがとりあえず播種したところ発芽は良好でその後の成長も順調です。
写真は後ほど・・・


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