コント『京都大火前夜』の解説

※※ どうぞ動画を見てからお読み下さい ※※

コント『京都大火前夜』
脚本・演出 高山 銀平

2017年1月 カカフカカ企画第24回本公演『カカフカカVR』にて上演
(『カカフカカVR Blu-rayディスク』に収録)


よく漫画などで、巨躯なキャラクターが肩の上に仲間を乗せているという表現がありますが、元ネタの『るろうに剣心』では最早肩では生ぬるいと、
なんと《掌の上に仲間を乗せている巨人》という痛快なキャラクターが登場しています。

今回のコントは巨人に憧れた一人の男の苦悩と奮闘、そして悪人ではあるが根は良い仲間たちのお話です。


本来でしたら上に乗るキャラクターは体重が軽めの役者をあてがいます。
ただ今回はうっかり、老人の演技が似合うというポイントのみで決めてしまいましたので、ほぼ同じ体重同士のパフォーマンスということになってしまったのでした。(反省しております)

持ち上げているキャラの右足をよく見て頂きますとつま先立ちになっています。
この不安定な立ち方でしかバランスを取らざるを得ないほどの重圧が左側に偏っているということなのです。

彼は目を閉じてじっと耐えています。

ただ時間を消費させるための意味のないセリフ群を聞きながら、
一体何を考えて舞台上に存在しているのでしょう。

繰り返し見ていると笑える感情が抜け、
そんな思いにふけることができるのもカカフカカ企画の醍醐味なのでしょうか。


苦しみ方が役者のコンデションによって変わるようでステージ毎で違います。
動画では2ステ分をご紹介しておりますのでいろいろな苦しみ方をお楽しみいただければ幸いです。(僕はどの苦しみ方も大好物です)


もうお分かりかと思いますが、
今回も以前ご紹介しました二本のコントと同一趣旨でただ元ネタを変えただけのものです。

https://youtu.be/9PgFLyeHuew

https://youtu.be/1pSlbHUvyMc

もうこの手は飽きたという方もいらっしゃるかもしれませんが、
いずれまた(季節が変った頃)同種のコントをご紹介してしまうのだと思います。

お詫びと言っては何ですが、
ここからしか見ることができない、いや、
こんなところにわざわざ飛んで来てくださるあなた様にしかギリギリお見せしたくないものを断腸の思いでご紹介いたします。

内容は僕がドラゴンボールの孫悟空をガムシャラに演じるコントの第二弾です。

前々回の記事で、

《♥をいつもよりいくらか多く頂けましたらシリーズの残りもお見せできる精神状態になるかもしれません》

と書かせて頂きましたが、むしろいつもより少なかったのでお見せします。

https://youtu.be/iWs_mJEslgE

お願いですから観ないで下さい。

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