コント『メモ帳』『直線』『幹事』の解説

※※ どうぞ動画を見てからお読み下さい ※※


コント『メモ帳』『直線』『幹事』

メモ帳 2007年 6月
直線  2006年11月
幹事  2007年 6月

(3本とも『カカフカカベストコント黎明編』に収録)


これらをまとめて『死の本 三部作』と、呼ぶことにしましょう。
呼ぶ機会などもう二度とありませんが。

原作の漫画は僕に多大なるインスピレーションを与えてくれました。
(無断でパロディしておいてこの言い草は、開き直って早20年だからです)

たくさんのコントを書いた記憶がありますが、形になったのはこの三本だけでした。


では最初に『メモ帳』から、
当時のメンバー(桜井)が一番好きなコントだと言ってくれてました。

《仰々しく現れた悪魔が、ノートという文具の基本的な使い方を教えてくれた》

という何ともくだらないオチですが、
最後に男が悪魔を指さしながら言い放つ、

「この格好の意味ぃ!」

というツッコミを気に入ってくれてました。
あまりツッコミではウケなかったけど、、、

当時のカカフカカの常連のお客様は、
こいつらが次にパロディするのは何だろう、という点をお楽しみ頂いてた方が多くいらっしゃったようで、
悪魔が浮いて出てきた時点がピークとなってしまい、あとはオマケみたいなものでした。(不満ではありません)


それが特に分かるのが次の『直線』です。
最初に流れるテーマが流れるだけで「おぉー!」という歓声が上がります。
舞台裏で聞いていましたがとても嬉しかった覚えがあります。
(冷静に考えると結局他力なのですが)

最後に男が「爪楊枝三本で作れる」と言いますが、
実際に舞台で使ったものは割り箸でした。

あと、劇中に登場する長い名前はピカソの本名(パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ)です。

、、、くらいでしょうか。

はいそうです。このコントには特に思い出がありません。


最後に『幹事』ですが、
このコントにも特に思い出がありません。



久しぶりに『直線』で黒い服の男を演じてくれた戦友(共演者)に会うと、

「俺、まだピカソの本名言えますよ」

と笑顔で教えてくれます。

僕は大いに戸惑います。

ごめんなさい、貴重な脳の領域を使わせてしまって、、、

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