ジェンダーレスと世代間交流

星野源が大好きなんです。

化物で知ってからずっと追っかけています。あの独特な雰囲気と胸を刺すような鋭い眼、そして様々な方面で発揮される圧倒的なセンス。


今日の「おげんさんといっしょ」はご覧になられたでしょうか?

私第一回放送から全て欠かすことなく見ているのですが、毎度、おげんさんには度肝を抜かれます。

今回もいつもの雰囲気始まったかと思えば、増築されたセットが出てきたり、一曲目ばらばらだったり。

個人的に、一曲目ばらばらは10年前から昨今の世界に蔓延しているコロナウイルスと共生する世界を予見していたかと思わせるほどに、今の私のこころに強く訴えかけてきました。

「世界は一つじゃ無い。ああ、そのまま重なり合って。僕らは一つになれない。そのままどこかへ行こう。」

この歌はおげんさんが恋人に振られてどん底の状態で書かれた音楽らしいのですが、この孤独感、疎外感が今のステイホーム中の人々の心に抱える思い重なり合っている気がします。


話を戻して、この番組は性別も年齢もばらばらです。おげんさんもお父さんも隆子も、実際のジェンダー(演じてるわけじゃ無いけどね!!)とは異なります。またそこそこの齢を重ねられているカースケさんもおげんさんの息子たちの一人として参加されています(お孫さんおめでとうございます)。

この話は有名かもしれませんが、去年の紅白歌合戦において、白組として参加したおげんさんはピンク色の衣装を身に纏って「Same Thing」を披露しました。

白でも赤でもいいじゃん!!というおげんさんの気概が感じられると共に、その性的な違いも「同じこと」と言っているような気がして、今、お茶の間にジェンダーについて訴えかけているようで、私自信嬉しく感じたことを覚えています。


おげんさんといっしょでも、おげんさんがジェンダーを気にすることなく、ただ純粋に音楽やダンスを楽しむ姿を全国民が見る、というなかなか見られない現象が起こっていたと考えると、この番組が持つ意義は深いと考えました。


また、世代の違いによる差をこの番組は全く感じさせません。

カースケさんもだいぶ年上なのにも関わらず、おげんさんと、まるで同年代の友達かのようにお話しされている姿を見て、この番組出演される方々は、漏れなく楽しむことを愛しているのだなと思って、あの番組をライブで見れたことを幸せに思います。

「Family Song」では、性別を超えた愛をテーマについて言及した星野源さん。ますます目が離せないぜ。

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