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地方で生きてま@えひめ

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2010年に東京から愛媛に越してきて、すっかりゆるい暮しに慣れてきた筆者の、四国や愛媛での暮しや文化、風景、もろもろ思うことをしたためます。本館は http://giantech…
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#ザ・メンタルモデル

『パタン・セオリー』訳者あとがきの未公開版を公開します

なぜボツ原稿を公開するのか?以降に本記事で述べるのは、『パタン・セオリー』の訳者あとがきを最初に書いた版です。 実際に書籍に掲載されているものは、本記事とは別バージョンになります。(『パタン・セオリー』に掲載しているのとほぼ同じ版を、Web版はiki-ikiにて公開しています。) 最初に書いた版は、長すぎるため一旦削除してリライトした経緯があるのですが、私のパタン・ランゲージ、パタン・セオリーを取り巻く問題意識を書いたため、せっかくなのでそちらも公開したいと考えました。

『ザ・メンタルモデル・ワークブック』の読書会を1年8ヶ月かかって全ワークをやってみた感想

はじめにもう2ヶ月以上前にになってしまったけど、『ザ・メンタルモデル・ワークブック』の読書会を終えての感想をアップすることにします。 ワークブックをやり終えた『ザ・メンタルモデル・ワークブック』の読書会が8/22で12章全体を終えることができました。 第1回は2021/12/16でした。最初は月1回でやって、12回で完了なんて思ってましたが、全然終わらずになんと1年8ヶ月もかかってしまいました。 どうやってきたか当初は90分という枠の中で、リーディング(音読)+ワークを

人や虫に対する嫌悪感についてのあれこれ

人はなぜ虫を嫌いになるのか?先日、FBで虫嫌いな知人のコメントから、もしかすると虫に対する嫌悪感は、自分の中の醜い部分や嫌な部分を虫に投影しているのではないだろうか?という仮説が浮かんだ。まったく根拠はないんだけど。 そういえば、虫嫌いについて昔考えていたことがあったので、あらためてまとめてみた。 虫嫌いについての研究結果現代人の虫嫌いについて、昨年こんな研究が発表されていた。 上記の研究仮説としては以下の通りだ 13000のオンライン実験と調査の結果、上記の仮説が支

NVCとパーマカルチャーの繋がりの真の意味

NVCの前提を読んで由佐 美加子さんのAuthentic LeadershipでNVCの前提をじっくり見る機会があった。 バージョンは違うがこの前提の8番を特にみていて気づいたことがある。 http://nvc-japan.net/material/key_assumptions_and_intentions_of_nvc/ この文章は「人類が共生を通してニーズを満たす」とあるが、実は生態系の共生関係、つまりお互いの生物が生かし生かされる関係そのものだったということに気

『ザ・メンタルモデルワークブック』の読書会をやってみた(第0回)

12/16に『ザ・メンタルモデルワークブック』の読書会をやってみました。 10人の参加者が集まりDiscordサーバー上で「まえがき」と「あとがき」を皆で音読してこの本の中身について味わいました。事前に一緒にやろうよと声をかけておいたチブさんが場をいろいろ観てくれていたのでだいぶ気楽にできました。ありがとう! まだ具体的ワークははじめて無いのでモヤモヤもある方もいますが、そのもやもやを感じながら楽しんでいきましょう! その2週間後の12/29に、当日参加できなかった方、

分離から統合に至る2つの内省アプローチ〜XPとザ・メンタルモデル

この一年くらい、『ザ・メンタルモデル』(以下、TMM)を学んでいました。その流れでザ・メンタルモデル・ワークブック(TMMW)の読書会を始めることにしたのですが、読書会に先立ってなぜやるのかの話をもう少ししておきます。 Kent Beckの内省〜インテグリティの実現自己内省というとすぐに思い出すのは、『エクストリーム・プログラミング』(XP本)のKent Beckのことです。 KentはXP本の中で内面の探求について言及しており、私は数年前にそのことに気づいて非常に大きな影

ザ・メンタルモデル・ワークブックの読書会をはじめます

オリジナル記事は以下です。 なにするの?『ザ・メンタルモデル・ワークブック』(略称TMMW)の読書会をはじめます。 ザ・メンタルモデルワークブック(TMMW)読書会 この本は、『ザ・メンタルモデル』(略称 TMM)で解説されている、痛みを回避するために出来上がった無自覚な信念である「メンタルモデル」に先立ち、「自分を観る」ことを行って「自己分離から統合」に向かう考え方・観かたをワークを通じて学びます。 いきなり「痛み、不安、恐れ」を観るのは誰しも抵抗感があります。その