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Lyrics

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2022年4月の記事一覧

約束

将来やりたいことは何? 無邪気に答える僕がいる アルバムのページをめくっても 巻き戻す記憶は追いつかない 色々あった気がするけど 誰かに夢を託せるほど 何かをしてきたわけじゃない 叶えたこと 諦めたこと どっちが多いんだろう 諦めきれないことばっかでわからなくなる 立ち止まって振り返れば スタートラインは朝日の彼方 眩しすぎてもう見えない 憧れの選手は引退して あの映画館もなくなった いつしか君に出会って がむしゃらになった日々もあった 君はいつも言っていたっけ たと

残んの月

始発まで まだ少し ファミレスを出て 人気のない 神宮前から 都会の杜を なぞっていく 渋谷まで あと少し もたれ疲れた その矢先に ひとすじの流れ星 主役の月を 出し抜いた 奇跡を 使い古した この街には 似合わない 月並みに 願い事した?って 聞きながら 答えを探してみる 見逃した君は 悔しそうで 思わず笑ってしまった 夜明けまで もう少し 電車はまばらな 朝帰り 君はポカンと 口開けて 右の肩枕で 眠った しっくりと 君はここに 収まるように できてる気がす

シーズンラスト

そんなに考えなくていいって 思うようにしている そんなにうまくはいかないやって そうつぶやいて見上げた 空はこんなに 青いから 世界のずるさは わかった気がする 桜の散ってく 季節になったら これでもう シーズンラストかな シーズンラストの スタートをきったら そのまま 遠くへ遠くへ 行きたくなりそうだ 何にも考えたくないから エッジに身をまかせてる 何にも怖くないって 言い聞かしたら 派手に飛びすぎて仰向けさ 雲はあんなに 近いのに 世界の重さを もうずっと知ってる