海を見に
サイタマ人は陸に囲まれた関東平野でその辺の草を喰らって生きているため、やや突然に海風に当たりたくなる病が発症する。
金曜日にふと思い立って宿を予約し、学校帰りの子供達をかっ攫って車を走らせて湯河原温泉へ。夕飯は道中で軽く済ませて宿に着いたのはもう夜９時過ぎ。
ラッキーなことに全国旅行支援とかで宿代が半額。その時点でおれの定宿であるT横インよりも安いのに、平日泊だったので地域限定クーポンが残りの宿泊代と同じくらい付いてしまった。しかも温泉と朝食が付いているので十分すぎる価値だ。
宿はやや年季の入ったホテルではあり、老朽化が見られる設備もややあったけれど、部屋や設備も小綺麗になっており、快適に過ごすことが出来た。
夜と朝に熱めの温泉に入り、朝食をがっつり食べ（焼き魚が最高）、お土産を買い、一路本来の目的地である熱海へ。車だと１５分くらいで着いちゃう。前夜は暗くて海が見れなかったので、やっと海岸線を見て満足。
熱海では判で押したような観光コースを辿り、シャレオツな買い食いをし、数時間の滞在でほぼ目的を満たすことが出来た。ある意味、日帰りで十分な観光地。
しかし今回の湯河原の付加価値が凄かった。クーポンが全然使い切れなかったのだ。よく考えたら湯河原は神奈川県、熱海は静岡県なので、熱海では地域限定クーポンが使えなかった。仕方ないので再び湯河原に戻って普段買わない高級魚の干物などを買い、それでも余ったクーポンは海老名SAで夕飯の足しにした。ちょっと多過ぎでは？ありがたく使わせていただきましたが。
旅の醍醐味って色々あると思うけど、人間には「お金を使いたい」衝動もあると思うので、今回もそのつもりでキャッシュを多めに下ろしていたんだけど全然使わなかった。旅行支援はとても助かったし無駄なく消費させてもらいましたが、そんなの無くてもアレさえ終息すればおれはちゃんと旅行に行ってあちこちで散財しますからね〜。
