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平らな山と尖ったラーメン

皆様いかがお過ごしですか?
毎日35℃以上の猛暑日が続く中、この週末は貴重な谷間だった。と言っても30℃前後はあるのだが、行動する気にはなった。

早起きしていつもの低山に行ったんだけど、やはり熱気と湿気でムアっとする感じ。虫もブンブン言いながら付いてきた。片道1時間くらいでのんびりお散歩。

自然の中での珈琲は格別です
お友だち


下山してひと風呂浴びた後は昼飯。
未踏のラーメン屋に行ってみた。初訪時はいつも看板メニューをデフォで頂くことにしている。

つけ麺 並

注文時に麺のサイズを訊かれた。並/中/大から選べと言われたので中と言おうかと思ったんだけど、初回なので並にしたら丼に半分という出立ち。あたかも「フッ、お前ヒヨってんじゃねーよ」と言わんばかり。スミマセンね。

メニュー到着時に「ニンニク搾りたくなったら言って下さいね」と謎のコメントを残す店員。
スープは既にニンニクが相当入っていて、公共交通機関を使ったら苦情が来そうなレベル。これ以上入れたら大変なことになる。そもそも無断で入れるなよと思ったが嫌いじゃないから許す(帰宅後クサイと言われた)。ニンニク然りで塩味にしろ酢の酸味にしろ、この店主は濃いめ好きらしく、味の濃さに慣れるのに少し時間が掛かった。つけ麺だからだとしても、相当濃い(塩辛い)と感じた。

豚はバラの炙りチャーシュー。わざわざ焼き目を付けてある。これも味濃いめで、しかも後半はほぼ脂身だった。これだけで丼一杯の白米が食えそうな食べ応え。

そのスープと具材に対して自家製麺と謳う麺はやや太めのストレート。茹で加減も食感もわりと普通。これの主張がそれほど強くないので、スープや豚のインパクトを吸収しきれない。恐らくそれを払拭するのが麺の量なんだろうが、おれは塩辛いものがあればいくらでも麺を食えるお年頃ではない。結論から言うと並で正解だった。

オリジナリティはあるし、他のメニューも見てみたいので再訪すると思うが、外食っていかにそのお店の味に自分を寄せて行けるかどうかでリピート率が決まると思う。みんなに当たり前に美味い店が多いけど、実は凄いことなのだな。熱烈なファンも多いみたいですぐに満席になっていたこの店、おれの正直な感想としては少し尖っていた。意味は察して欲しい。

山よりラーメンの話が多くなってしまったね。たぶん今日の摂取カロリーは山歩きのカロリーより高い。やがて血となる肉となるってことでおしまい。