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秘密美食倶楽部

アジトの近くに美食家が密かに集う秘密倶楽部があるという情報筋からのタレコミがあったので、仕事もしないで目立たぬようにサラリーマンに変装して偵察に行ってきました。

昼前に到着。駅や国道から離れた田舎の住宅街に突如現れた地味な店。にも関わらず、インターネットの恩恵により口コミを調べたそっち系の猛者たちが挙って行列を作っていました。客層見ればわかるもん。みんな行列慣れしてるし、店を覗き込む目がヤバかった。


おつかれっす

ワンオペの仕事人にはまさに試練の時。麺を茹でてる僅かな時間に皿を洗ったり(食洗機に入れる前にざっと洗わなくてはならない)、スープやトッピングの準備にと一瞬の余念も無い。まだ開店して数週間だから余裕も無いだろうな。後ろを見ると行列は増えるばかり。


初訪時はデフォと決めている。折しもおれは秘密任務中、ここで目立ってはいけないのだ。一番安くて小さい「ミニ」を選択した、ハズなのだが。ハズなのだが。



ミニ

丼を持つ手が重かった。やけに立体的。野菜も強制的に鷲掴み×2回。着座した瞬間に彼らのペースだったのだ。従うしかない。

麺は手打ち麺、ややパキパキな仕上がり。量は普通のラーメン屋の2倍くらい。
野菜はもやし9割でやや貧相だが口休めにもなる。サラダ感覚なので健康食。痩せそう。
豚、拳骨サイズで2個。デカいくせにしっかり味が染みててウンマーでした。
スープ、やや薄めだが赤羽系を彷彿とさせる甘辛の味付け。別皿の無料アブラトッピングが禁断の世界へ誘う。卓上タレで調整可能。


夢中で食べて完食。午後のカロリーとしては必要十分過ぎたし、夜まで全く空腹を感じなかった。