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”Walk on the Wilde Side” Archiveシリーズ#9 "I Believe To My Soul”

米国在住中の2005年から10年近く”Walk on the Wild Side”というタイトルで書いていたBlogのArchiveシリーズ第9弾は"I Believe To My Soul"。最初の投稿は2005年10月31日。本CDは「私を構成する00年代のCD」の一枚。

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二週間以上前にご紹介した”I Believe to My Soul"をついに昨日Starbucksで購入したが、これがやはり予想以上に素晴らしく、心地良い。ProducerのJoe HenryがLiner Notesで熱くその貴重な体験の背景を語っている。

「尊重すべき歴史というものがあるものだ。Soul Musicは米国で生まれたどの音楽よりも歴史的に重要なものだ。Gospel・Blues・田舎のCountry音楽のれっきとした混合物である。」、「今R&Bと呼ばれている音楽は間違いなく確固たる地位を音楽の主流の中に占めているが、Classic Soulがお家芸としていたように愛、死、痛み、救済を深く、Coolに、官能的に、成熟した表現でRecordを出す余地は全く無いように思う。」、「Angie StoneやMary Jane Bligeの音楽を聴くと、どうしてもSly StoneやMarvin Gaye, Staple Singersといった人たちからの影響を隠しようがないが、どれだけの若者達がその素晴らしい足跡を追っていく地図を与えられているのだろうか。」

そしてその熱いSoul Musicに対する思いが「単なるClassic Soulの再現ではなく、Classic Modeで行われた全く新しい音楽」の誕生につながった。Backing Musiciansも曲者揃いで、GuitarはDoyle Bramhall ll、BassはAimee MannなどのSessionで有名なPaul Bryan, Paula ColeのBandでDrumsを叩くJay Bellerose。

ジャケットをよく見てみると、なんと”Session 01"とある。ということはまだまだこれが続く可能性があることを示唆していると言える。ライノとスター・バックスには是非このシリーズを続けて欲しい。次のサイトでサンプルを聴くことができる(註:既にリンクが無くなっていたので下記にApple Musicのリンクを加えた)。


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