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今年最後のPlaylistはHoliday Musicで

後10日ほどでクリスマスがやってくる。

15年ほど前、米国滞在中はアメリカ人のクリスマスへの高揚感に押されて、感謝祭が過ぎる頃からウキウキしていた。街中にクリスマスのデコレーションが施され、どの店でもクリスマスプレゼント商戦に躍起だった。

子どもの学校でもクリスマスとなるとそれ相応の催し物があって大変忙しい。TVを見ていても定番の”Home Alone”と”Home Alone 2”がOn Airされ、Radioを聴いてもすべてHoliday Musicだ。正直12月はクリスマス商戦以外のビジネスは開店休業に近い感じもする。

日本に帰ってもクリスマスの雰囲気は街にあるのはあるのだが、あのアメリカ人の高揚感のようなものは感じない。その後に田舎への帰省やら正月の催しものがあるからクリスマスから高揚していると身体が持たないからだろうか。

会社に勤務していたころは外国人上司も外国人部下もクリスマス前から長期休暇で連絡が取れなくなった。日本を本拠とする自分もメールの量が激減することもあり、外国人の長期休暇に便乗して休みをとることが多かった。

今やSelf-employedの身なので誰かに合わせて休暇をとる必要は無くなった。考えようによってはいつも自由の身なので「休暇をとる」、という意味も無くなってしまった。

そうは言っても、メリハリ無くクリスマスに突入するのも何なので、唯一気合を入れるための儀式がクリスマスツリーやクリスマスオーナメントの作業ということになる。今年はこれまで使っていた古いクリスマスツリーの電飾がうまく動かなくなったのでクリスマスツリーを新調した。

クリスマスツリー同様、玄関のリースも樹脂部分がボロボロと毎年落ちてきて今年は使えそうにない。勤め人の頃は玄関にリースがかかっていると何となく気持ちが晴れたものだ。今や夜は外出もしないのでそういう効果も感じなくなってしまった。

というわけで何となく今年のクリスマスは盛り上がりが欠けそうなのだが、何とか奮い立ってHoliday MusicのPlaylistを作ってみた。これまでも何となくかき集めたようなPlaylistは作っていたが、今回はしっかりと選曲することにした。

ここでは、その中から推薦曲を10曲ピックアップしてご紹介したい。

1. Paul McCartney, Jimmy Fallon, The Roots - "Wonderful Christmastime" (Yule Log Audio)

いつもJimmy Fallonモノで申し訳無いが、このPaulご本人とのCollaborationは非常に楽しい。クリスマスのウキウキした気分をよく表現していると思う。

2. Laura Marling - "Goodbye England (Covered In Snow)"

英国のSSWの二枚目のアルバムに収録。Joniの後継者たるレベルの人だと思う。

3.  Tracey Thorn - "Maybe This Christmas" 

元EBTGのTracey Thorn。ドラムンベース時代から再びEBTG前のアコースティックな感じに戻ってきて肩の力が抜けたような気がする。

4.  Tom Waits- "Christmas Card from a Hooker in Minneapolis"

「チャーリー、私妊娠しているの。薬もアルコールも止めたわ。」で始まるクリスマスソング。映画チックなところは流石だ。

このYouTubeのコメント欄に面白いエピソードが挙げられていた。簡略すると「高校時代の先生が授業でTom Waitsの音楽を掛けていて、皆がクスクスと笑っていたんだけど、その先生が私たちに次のように言ったの。”笑えばいいさ。でも君らが5年後10年後本当の人生を味わって本当の世界を知ったら、Tom Waitsのような人の音楽を感謝するようになるよ”。先生の言ったことは、これまで知っている中で最も正確な予測だったわ。」

5.  JD McPherson - "Every Single Christmas"

Oklahoma, Tulsa出身のJD McPherson。Little RichardやFats Dominoから大きく影響を受けたらしい。Christmasではこういう古いRockabilly調の曲がフィットする。

6.  The Mavericks - "Hey! Merry Christmas!"

今年のAmerican Music Honours & AssociationでTrailblazer Awardを受賞したThe Mavericks。素晴らしいLaid Back具合はChristmasでも全開。

7. Donny Hathaway - "This Christmas"

あまりの有名曲だが、やはりこの曲は手放しで素晴らしい。アニメーションはLonnie Milsapによるもの。

8.  Lisa Hannigan - "Snow"

Lisaは最近の私のPlaylistには必ず登場するような気がするが、この曲も素晴らしい。こういうMelanchoricな曲は男性ならSufjan Stevens、女性ならLisa Hanniganに限る。

9. Phoebe Bridgers - "Christmas Song"

Julian BakerやLucy Dacusとのboygeniousなどでも活躍するPhoebe Bridgers。先の私のPlaylistでは”Kyoto”を紹介した。Bysexualだが、Ryan Adamsと付き合っていた。その後”Emotional Abuse”で他の女性とRyanを訴えた。

10. Low - "Silent Night"

Duluth, Minnesota出身のLowによるChristmasアルバム収録。何年前かにたまたま耳にして気に入った曲。他のLowの曲とは趣が大きく異なるが素晴らしい。

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これらの曲を収録したFull Playlistは次のYouTubeあるいはApple Musicで聴くことができます。I wish you have a wonderful holiday!


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