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赤ちゃんからもらう笑顔と生きる強さ

私の勤務する病棟には、搬送された赤ちゃん、先程産まれたばかりの赤ちゃん、産まれてから何らかの疾患がみつかった赤ちゃん、多胎=双子以上で産まれた赤ちゃん が入院しています
入院の赤ちゃんは
 新生児・・・生後28日まで
 乳児・・・生後28日以降1歳まで
が、概ねです。

赤ちゃんは点滴をつけたり、光を浴びるなど様々な治療を受けたり、
一般の産院や産科病棟とは違います。
私は毎日赤ちゃんに寄り添い病棟保育士として
何が目の前の赤ちゃんに出来るのか、
担当のナースやドクターに聞きながら
最善を目指しています。

赤ちゃんは皆、産まれたときから個性があります。
多胎児いわゆる双子ちゃんが最近は多く産まれますが、私が関わった多胎児は四つ子ちゃんまで。
双子ちゃんは泣くタイミングがほぼ同じと感じます
ベッドが離れていても、泣くタイミングがほぼ同時。とても不思議です。

産まれたばかりの赤ちゃんも笑ってくれます。
これは、"新生児微笑"。いわゆる反射です。
小さく産まれたばかりで泣くことすら出来ず
ベッドで眠る赤ちゃんが、眠りながらニッコリと微笑みを浮かべるのも新生児微笑とわかっていても、その微笑みに愛しさと頑張っている姿に涙が出そうになります。

赤ちゃんは生きる強さを持っています。
個性があり、産まれて直ぐからいわゆる
ギャン泣きする赤ちゃんもいれば、
注射を打たれても涙をうっすら浮かべるだけで
泣かない赤ちゃんもいます。
どの赤ちゃんも生きる強さを持ち、
毎日一生懸命に生きているのです。
夕方から夜中ギャン泣きする赤ちゃんにも
ひと声かけると、ふっと我にかえり私をみつめ
泣き止むことがあります。
ビニールガウンを着用し赤ちゃんを抱っこしますが、
ガウン越しにも赤ちゃんのぬくもりを感じ、
赤ちゃんのちぃさな手がしっかり私のガウンを持って離さないのです。

私は毎日そんな赤ちゃんたちと触れ合い、
笑顔と生きようとする力を肌で感じ、
パワーをもらい生きることの尊さを学ばせてもらっています。

生きていたら良いことばかりではありません。
人間関係で疲弊したりいろんなことで悩んだり。

歳を重ね転職し1年以上経ちました。
今までにない状況の数々、戸惑いながら仕事に励み、様々な言葉に傷ついて心身共に苦しく悩む日々。
そんな時思い浮かべるのは、
赤ちゃんから学ぶ、本能で生きる強さ、
そして笑顔。

今日も自分の機嫌をとり
笑顔で1日過ごします。

#ジブン株式会社マガジン

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