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柔らかい自分でいたい

私は社会人として働くようになってから
周りから ″ 堅い人 " と言われてきました。
自分はずっとそれは自分の気質なのだ、
と思っていました。

先日、私が保育士になり
初めて受け持ったお子さんが
結婚し赤ちゃんに恵まれたことを知りました。
たまたま実家に行った際に
受け持ったお子さん(既に成人していますが)
本人とその赤ちゃん、
そして赤ちゃんの祖母にあたる方、
すなわち 私の受け持ちのお子さんのお母様 に偶然近くのスーパーで買い物中出会ったのです

お子さんは当時の面影はうっすらとあるものの
正直なところ、20年以上ぶりに会って
直ぐには分かりませんでした。
しかし、お母様は直ぐに分かりました。
お母様も私を見て直ぐに分かり、
「あ、kururi先生!」
とお声掛けくださいました。
私は お母様を見て、側にいる母子が
Aちゃんと気づきました。
Aちゃんの赤ちゃんの頃にそっくりで
丸顔でお目々がパッチリ。
「Aちゃん、もうお母さんなのね。
 出産おめでとうございます」

Aちゃんには1つ年下のBくんがいて、
当時 私はAちゃん、Bくんの0歳1歳を担任。
お二人のお母様からは卒園後から
毎年 年賀状を頂いていて
やりとりをしていました

世間話を少しして、
Aちゃんの赤ちゃんを抱っこさせていただくと
すっかり忘れていたAちゃんに歌っていた歌を
何気なく口ずさむ私が。
Aちゃんが
「懐かしい!先生がよく歌ってくれていた事を
 思い出します!
 先生は本当に優しくて、
 弟のBも先生が大好きで、
 私が先生を真似して歌って
 寝かしつけようとしてたんですよ」
と。
優しいAちゃんが私に気遣いし
お世辞を言ってくれていたかもしれません。
でも、私は嬉しくて嬉しくて。

別れ際、Aちゃんとお母様からは
「先生が保育士を辞め
 会社員として働いていると
 年賀状で知って寂しかったのですが、
 今は保育士に復帰されて嬉しかったです
 お元気で、優しい笑顔で保育してください」
と。
涙が出そうになる私は
「ありがとうございます。
 Aちゃんは 優しいママね。
 これから
 育児・仕事と両立大変でしょうけど、
 頑張りすぎないで
 お母さんや周りの人に頼る事を忘れずにね」
と言うのが精一杯で。
3人とバイバイをしてから、
私は目を閉じて、
″ こんな機会をいただけるなんて。
  私は幸せ者だ ″
と心から感謝の気持ちを持っていました。

他人は変えられません。
でも、自分は変われるのです。
環境や周りの人間関係によって、
人は変わるのだと思うのです。
恵まれた環境下で、
意見の相違はあれど
信頼関係を持てる人間関係の下であれば
人は余程のことがない限り、
心は平穏でいられる。
一方で、
環境も悪く、
裏切りや誹謗中傷の人間がいる場では
自分自身がすさんでいってしまいがちでは。
また、
自分が心身ともに疲れ切っていれば、
明るく考えられず
暗い気持ちで苦しく辛いことが頭から離れない
心身が健康であれば、
前向き思考でいられやすいのでは。

自分が渦中にいると、
自分は変えられない・変えたくとも難しい・・・などと思いがち。
気づいていないだけで自分は常に変わっていて
なりたい自分を目指せば、自分は変えられる。

私は 柔らかい自分でいたい。


今日も1日が始まりました。
自分の機嫌を取り
気持ち良い1日を過ごします。

#ジブン株式会社マガジン

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