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日常とクリスマスと年末年始と

私は病棟保育士で、病棟に休みはありません。
去年のクリスマスも仕事で、年末年始も
入社1年目の私は12/30〜連勤で休みは1/5。
1/5は心身疲れきって一日中寝ていました。

今年もほぼ同じような出勤。
通勤中はイルミネーションや忙しく動く世間を肌で感じるけれど、
一旦病棟に入れば日常と全く変わらぬ風景。
ほぼ毎日赤ちゃんが入院して、変わりに退院する赤ちゃんもいて、大変忙しい。

入院している赤ちゃんに、どうかクリスマスまでには退院をと願い、それが難しいならば
お正月はお家に帰れるように、と私たち保育士は願う。
もちろん、ご家族のほとんどは私が願うより強く願ってみえるけれど、
新生児の赤ちゃんに一時帰宅は現状はない。
コロナの影響で面会はご両親のみと限定されている今、
毎日面会にいらして赤ちゃんと対峙する保護者を見ると、あたたかい気持ちになり
早く退院できたらな、と思うのです。

一方で、生まれて直ぐ入院し、入院中全く面会のない赤ちゃんもいます。
何も話せないけど、お腹が空いていないし
オムツ汚れもないけど、泣いてしまう赤ちゃん
私たち保育士は、そんな赤ちゃんに声をかけ
抱っこします。

クリスマスが近くなりクリスマスソングを
抱っこしている赤ちゃんに歌っています。
ジーッと私を見つめる赤ちゃん。
ちぃさな手で私の着る感染対策のビニールエプロンをギューッと握って離さない赤ちゃん。

忙しい病棟で、イベントもなく
日常を繰り返し、毎日過ごす赤ちゃんたちが
1日でも早く元気に退院出来るよう、
そして、病棟では穏やかに過ごせるように
務めています。

いろんな事情で入院する赤ちゃんに
皆、平等に大切に接する気持ちを忘れずに。

クリスマスもお正月も
1年のうちの1日。
私は習慣化していることをこなし
日々を丁寧に過ごします。

今日も1日が始まります。
自分の機嫌を取り
気持ち良い1日を過ごします。

#ジブン株式会社マガジン

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