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働いていると本が読めなくなる理由 ~読めない自分を責めなくていい~

私は読書が好きです。好きな場所の1つは
図書館です。
紙の本の手触りを感じながら、
様々なジャンルの本を読む時間は至福の時。
街の本屋さんが次々に閉店していく今、
図書館は紙の蔵書が溢れた稀有な存在です。
下記が以前好きな場所として、図書館について
書いた記事です。よろしければお読み下さい。

数年前まで、
私はお気に入りの紙の本を1冊買うことが
楽しみの1つでした。何処でもどんな時でも
(例えば待ち時間が5分でもあれば)
読書したくバッグに文庫を持ち歩いていました
今はスマホ1つで読書が出来るようになり、
その便利さを体得。
しかも紙の本よりも価格が安く
利便性を兼ね備えたKindle選択になりました。

そんな私は数年前から
読書よりも ″ 耳読 ″ メインに変わりました。
私はaudibleで専ら耳読です。
勿論、Kindleも利用していますが、
通勤中や買い物している時など、
何かをしながら読書出来るのはaudibleの良さ
通勤中は私はVoicyやradiko・らじるらじる等
複数の音声配信も拝聴したいので、
その日の気分や耳の空き時間の具合で
どれに耳を傾けるかを決めています。


最近私がaudibleで耳読した本
三宅香帆 著
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
本の中では 
疲労社会と現代を捉え、現代人は忙し過ぎる。
仕事に追われ1日の殆どを仕事に没入する
仕組みになっている。
そうした上で読書をするならば、自然と
仕事に役立つ内容 や"今"自分が気になっている
こと、例えば、
仕事に生かせる資格の本や円安の影響で
少しでも収入を増やす方法、新NISAなど
資産形成にまつわることを選択しがち。
そして、
その情報を得やすいものと考えたならば
読書よりもSNSやYouTubeやネット検索で
情報を得るほうがいち早く楽に情報取得になり
そこをもっと深堀りしようと考えての
自己啓発本やマネー本は売れるけれど、
その他ジャンルに手を出そうとする人は少ない
と述べています。
非常に分かりやすく、納得のいくお話。
↓ 下記は私が耳読した audibleの本書です。

さらに本書では
例えば文芸作品(例えば小説)は、自分の ″今″
知りたい情報を得ることは難しい。
文芸作品は著者の考えたストーリーであり、
著者の考え方を知ることでもあって
今の自分とは
全くかけ離れた内容であったとしても、
他人の思考で書かれた文脈を読むことが
自分では考えもしなかった発想を知ったり、
全く知らなかった世界を知るきっかけになる。
そして、
全く意味のわからない本と出会ったとしても
何年も先に再度その本を手にしたならば、
歳を重ねた自分では理解できることがある。
そんな経験が出来る読書は
人生を豊かにしてくれるのだ、と。
この話は、私の心にグッと響き、
Kindleで本を購入し読書しています。
↓ こちらはKindle版です。


この本を読んで思い浮かんだのは、
先日私がとても感銘し 2回観た映画
『PERFECT DAYS』
主人公は 清掃の仕事をしており、
毎日の自分のルーティンを大切にしつつ、
必ず文庫が主人公の側にあり、
読書の時間を大切に過ごしていたのです。
主人公は私から見て、とても心穏やかで
豊かな暮らしをしているように観えました。

話を読書についての
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
に戻します。
本を読めない自分が悪い、と責める必要はなく
忙し過ぎる現代社会の構造が問題でもある、
と本には書かれていました。

それを知った上で、
本をどうやって楽しめるか、
本を楽しむことは自分の人生を豊かにすること
知らなかったことを知れるなんて素敵なこと
読書は宝ものの時間だと、私は思います。

今日も1日が始まりました。
自分の機嫌を取り
気持ち良い1日を過ごします。

#ジブン株式会社マガジン

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