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【マンガ語り】クマ撃ちの女とかいう狩猟マンガと見せかけたバトルマンガを語りたい

こんにちは、K.K.です。
クマ撃ちの女を語りたいと思います。

作品データ

タイトル:クマ撃ちの女
既刊:12巻、続刊中(2023/11/23現在)
紙の本も探せばあるけど、田舎だとそんなに配本多くない印象です。
Kindle版が手軽です。

序盤は狩猟マンガ

序盤は狩猟マンガですね。鉄砲持ってこんな事やってるんだーと勉強になります。
記者の伊藤が読者と同じ目線でチアキ(主人公ハンター)やチアキの先輩ハンターに導かれ、フィクションに彩られた、清濁詰まった狩猟の世界へ誘ってくれます。まずこの辺がめちゃくちゃ面白いのでおすすめです。狩猟の事全然知らなくても面白く読めると思います。

親子を仕留めた後はクマとのバトルマンガ

8〜9巻周辺はヒグマとガチバトルです。ヒグマを仕留めるために法令は守ってるチアキですが、倫理観がぶっ壊れています。最たるところはここ。
方や鉄砲を持った人類、方や野生で陸上最強生物(日本)。序盤からその気はありましたがチアキはヒグマを仕留めるためならなんでもします。人によってはドン引きするかもしれません。

ハンターチアキのどう成長がとても面白いのです。

小坂チアキの魅力

主人公ハンター小坂チアキですが、ハンターとしてはまだまだ(色んな意味で)未熟で困難と成長という主人公のテンプレをきちっと踏んでいます。31歳ですけど。
この31歳という年齢もミソで、彼女はライフルの所持許可を人生最速で取っています。もうこの時点で強い。銃砲の所持許可を取得して、更新し続けるだけでもお金もかかるので大変なはずです。だって10年かかるから。

コレは私も同意。合理性を感じません。
Kindle版1巻より

ヒグマに勝つ!

チアキの目的もシンプルです。「ヒグマに勝つ!」でも空回りしますし、周りの人間や狩猟犬「ワン」に助けられますし、食べたい時はエゾシカも撃ちます。
あと今犬使って狩するのは北海道では一般的ではないようです。
クマ、危ないしそりゃそうか。
本州でツキノワグマを狙う人たちはどうなんでしょう?そんなハンターさんは珍しいんですかね?珍しいだろうなぁ、鹿だって儲からないらしいのに。

狩猟やりたいと軽い気持ちで言っていたけど

このマンガを読んで、ハンターさんたちの知力、経験、体力、技術全てが人間離れしているようにしか思えなくなりました。
ハンターさんたちすげぇよ。やっぱり命のやり取りって本当に大変なんだなって改めて思いました。

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