“観測者”効果
2022年10月6日。
私が原因は自分にある。を好きになった日。
まだ1年、されど1年。
この1年で沢山の初めてと沢山の感動に出会いました。
初めて、ジャニーズ以外の界隈に出会いました。
正直、めちゃくちゃ舐めてた。
地下ドルじゃないの?って思ってたし、TO(名前だけ知ってる)いるのかな怖いなって思ってたし、結局ジャニーズしかって思ってたし。
楽曲もパフォーマンスも世界観も演出も現場もオタク層もこんなにいいだなんて知らなかった。
画一的に比べるものじゃない。
それぞれに、それぞれの良さがある。
げんじぶはげんじぶのやり方で、最高な空間を作り上げていた。別の輝きの存在を知らなかったことに心底後悔するほどでした。
大きい箱ではないから、できる演出や特効には限りがある。楽曲だってほぼ新曲でセトリが組めるほど曲数があるわけじゃない。
でも全く見劣りしないし飽きなかった。限られた空間と楽曲でどうやって魅せていくか、どうやって感動させるかへの創意工夫のベクトルが違う。
同じくらいの箱でやっているジャニーズJrの公演に行くこともあるけれど、正直飽きちゃったこともある。だからこれは新規目線でありながら忖度は一切してない。推しが好き、だけの感情で最後までライブを見れるタイプのオタクではないので。
セトリの緩急の付け方、世界観の創り方のレベルが高いのだと思う。盛り上がる曲を置く位置の塩梅が上手で、且つ目を惹く演出が観客を飽きさせない。
それからメンバーの惹き付け力が高い。アリーナなどとは違い縦に長い箱でパフォーマンスを届けることは極めて難しいのに、ここまで魅了させることができるのは日頃の努力の賜物だと思った。
初めて、多ステを経験しました。
先述の通りジャニオタのみだった私は、ファンの母数は勿論、学生ということで多ステできるわけもなく。2023夏ツアーもいつものように1公演のみチケットをゲット。
しかし終わってからまず思ったのが「楽しかった!もう一度入りたい!」でした。
今までどんな公演に入っても「ハ~大満足!」「うーんまあ顔良かったわ」の二択だった私にとって、生まれて初めての感情。この感情を無駄にしてはならない!と思い、突発的に名古屋行きを決め、チケット、高速バス、ホテルを全てGET。高校までは母とLIVEに一緒に行っていたこともあり全て頼りきりだったので、これも初めての経験でした。
2回入っても、ずっと楽しかった。席も遠いしセトリも演出も全部知ってる。それでも楽しかった。自分の生き甲斐であるエンタメをひしひしと感じた、大好きで大切な夏の思い出のひとつです。
初めて、ネットでオタ友ができました。
私はかれこれ7年ジャニオタをやっていますが、1度もオタ垢を作ったことがありません。
理由は単純で、画面上で知り合った人と仲良くなるのが怖かったから。
中の人が女性かも分からない、詐欺する人かも分からない、喧嘩したりトラブルになったら面倒だし。
オタクというのは難しいもので、リア友であってもグッズや動画回しに対する価値観は違うもの。(特にジャニオタはネットにいる年齢層が低いこともあり)いい噂を聞いたことがなかったので、ずっと怯えていて。(今もジャニオタ用のオタ垢を作る気にはなりませんが、、、、ゴニョゴニョ)
でも、全然そんなことなかった。
少なくとも私の周りの観測者は、優しくて自立している人ばかりだった。新規のペーペーにも優しく(優しすぎてたまに焦る)、それぞれの意見を押し付けることもない。
接触イベの抽選に大金を注ぎ込むどころか「高くね?」って普通に言うし、グッズを買わないことだって、現場に行かないことだってある。
みんな推しを愛してやまない変なオタクだけど、大人で、時に冷静で、真面目な人ばかりだった。
元々ネ友なんて怖くて仕方ないと思っていたのに、いつの間にか連番してるし聖地巡礼にも行くしなんならオタ活関係ないけどご飯にも行く。色んな生活があって、色んなバックボーンがあって、でも今こんなふうに楽しく暮らしてるって、視野を広げるきっかけにもなった。でもどのオタ友もげんじぶを介していなかったら出会えなかった人達なわけで。
勿論グループや界隈によって違うなんてことは分かってるので、そういう意味でもげんじぶに出逢えて良かったなとオタ友に会うといつも思います。
この他にも、げんじぶは私に沢山の“初めて”をこの1年で与えてくれました。
初めてのリリイベ。
初めての特典会。
初めてのペンラ回し。
初めての2色持ち。
歌割りでペンライトを回した時に、こんなに綺麗で愛情たっぷりの景色が広がることもここに来たから知ることが出来た。私はあの景色が世界で1番好き。
貴方に出逢えてなかったら、7人に出逢えてなかったら知らなかった景色、知らなかった感情が、伝えきれないほど沢山あります。
受験期間の心を溶かしてくれたのも、7人でした。
とにかく追い詰められて、自分で追い詰めてしまっていたときに出逢った「原因は自分にある。」
心が傾いている時に聞くとちょっぴり辛くなりそうなグループ名だけど、“原因”をポジティブに捉えるという革新的で強いネーミングチョイス。笑顔で、地に足ついて、必死になって頑張る人ってこんなにカッコイイんだって感動して。世界観に魅了されている間は辛さも忘れられて。空人くんに読んでもらったメッセージでの応援を毎日聞いては泣いて。
げんじぶがいなかったら、きっと私は受験期間を乗り越えられなかったと思います。
結局ボロボロに終わった受験後も支えてくれたのもげんじぶの存在。
当時ずっと病んで布団からもほとんど出なかった私は、あの日に柏でリリイベが無かったら一生引きこもりになってたかもしれない。あのとき「魔法をかけて」でふんわり笑顔に触れたり、全力でげんじぶ。でペンライトを掲げたり、ffに会っていなかったら、今リアルの生活をこんなふうに明るく送れていなかったに違いない。
今私のAEDとなっているのは、間違いなくげんじぶの存在とその笑顔です。
あの日恋リアを観ていなかったら私はげんじぶを知らなかったし、あの日チョコループを見ていなかったら今こんな前向きで視野の広がった私はいない。
私という存在は、推しがあっての今なんです。
推しという存在は、私があっての今ではありません。
アイドルにとって私というのは何千、何万分の一のファンの1人にすぎないし、私がどうしようと関係ない。
自分だけを見てほしいだなんて思ってないし、自分がいなきゃこの子達はダメなんだなんてことも1ミリも思ってない。
私が居なくても彼らは輝きを増していくし、もっと上を行くことは間違いありません。
でも私は今、観測者になれて、とっても幸せです。
素敵な7人と出逢い、大好きな世界観に囲まれ、大切な友達と話す日々が愛しいです。
私の人生に輝きをくれた原因が7人であったように、私も7人の何かの原因になれたら。
この7人と、大好きな観測者と、素敵な世界観と最高の景色をずっと観測できる一員になれたなら。
なにより、7人の笑顔を見守っていられたら。
まだまだ新参者の立場ではあるけれど、そんな思いで2年目もペンライトを握りしめます。
改めて、出逢ってくれてありがとう。
これからも末永く。
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