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「RAMPO in the DARK vol.3」での妖艶みのりん振り返り

2022年6月23日公演。
みのりんの出演は19:00~の回で、佐藤拓也さん、正木郁さんとの共演です。演目は「疑惑」「陰獣」。みのりんの登場は「陰獣」からでしたが、初見では「みのりん綺麗!」などといつもながら呑気な感想を抱いていましたが、徐々にその妖艶さには深い闇のような美しさを感じるようになり、みのりんが導き出したひとつの答えをもって演じてくれました。それはいずれミノリズムで明かされることを期待していますがまずは自分の感想をまとめつつ、いつものようにみのりんレポをnoteに残します。



当日から開演まで

様々な感情を演じるみのりんを感じることのできる朗読劇が大好きなので、どんなみのりんが観られるのか本当に楽しみでした。
みのりんが新しいスタートを切ってからはみのりん自身がSNSで発信する機会が増えました。そんな中で作品への出演報告は本当に嬉しくて有難いことです。

出演者ごとのオフィシャル先行申し込みがあるのは嬉しかったですね。みのりんの公式ホームページにも更新があってとても良いです。

合わせ稽古は1回きりかな?
みのりんのインスタグラムストーリーズで報告がありましたね。

前日の夜のみのりん。

そして当日。
この日の空模様は、「疑惑」「陰獣」の感情をそのまま表したような暗い空模様でした。雨が降らなくて本当に良かった

本番開始直前。今まではマネージャーがやっていた告知ですが、こうしてフリーランスになっても自ら発信してくれるのがありがたいです。

感想

ネタバレにならないように気を付けていますが、万が一の場合にはボルガ博士お許しください。

さて、前置きがながくなりましたが原作を未読で挑んだ本番、その後に原作を読んで再び配信を観た上での感想です。(当然ですがみのりん中心になりますのでご理解ください)。

■「疑惑」
まさかのみのりん出番無し(笑)。
とはいえ、実は作品を予習しようとして「疑惑」の方は全部読んでしまったので話の流れを知っているとなんとなくみのりんが登場しないのは理解できました。勿論、男性陣の御二人をしっかり堪能しました。

■「陰獣」
先に予習した「疑惑」の反省点から「陰獣」は本当にあらすじと登場人物だけを予習して挑みました。どちらの方が良いとかはありませんが、真っ新な状態は二度と再現できないので、配信もあるため初見は真っ新で挑みましたが、私にとってはこれがベストな選択だったと言えます。みのりん演じる役の感情の変化や奥に潜む心情をリアルに感じられたように思えます。そうして改めて配信を観返すと、その瞬間感じた感想は結末を知ったことと原作を読み返したこともあって更に納得した形で考察できることができました。

■みのりんの第一声でゾクっとした!
「このごろ大変心配なことが起こりまして・・・」※みのりんの本編第一声
これまで星の数ほど聴いてきたみのりんの声を想像できたとしても、この声を聴いた瞬間に心が身震いしました。みのりんの朗読劇や演劇の中でも一番背筋が凍りました。「儚い」というよりも「底が見えない」という感情を強く感じて驚きました。この瞬間から衣装や髪型、雰囲気までもが一層妖艶さを増しました。

■みのりんの目線と姿勢
演じる役にもよりますが演じる役の感情を声で視線で表情で仕草で、とにかく全身で表現してくれます。みのりんは「ラヴ・レターズ」でもそうでしたが、体の向き、目線の先にすら感情を向けているのがわかります。というか今回の役どころのせいもあって、待機中のみのりんの目(と表情)が深く仄暗いようにも思えました。

■みのりんのか細い様でずっしり刺さる囁き声
演出の効果もばっちりでしたが、BGMがしっかり消えて声と息遣いだけが聴こえたあの瞬間、生唾を飲み込むことすら躊躇してしまうくらいの緊張感が生まれます。

■みのりんの恐怖の叫び
油断してたのでびっくりした(笑)。そのシーンまでのみのりんは消え入りそうな憔悴した感じではありましたがどこか妖艶さ(本当にこの表現しか見つからない)があったので。

■みのりんの淡々とした表現
女性役以外にも地の文や手紙を朗読する出番もありました。男性キャラの朗読内容ではありましたが、会話ではなく語りという形なのでみのりんの得意とする無機質で淡々とした表現で語り掛けました。しかし今回の語りではBGMや照明演出もあり、無機質でありながら時に陰鬱の脅迫者のように、時に事実を淡々と述べる意見書のように、みのりんの声にその時々の心情が重なります。

■みのりんの恐ろしいまでの表現
特に恐ろしく感じたシーンのひとつは「証拠が揃い過ぎていた」からのみのりん。ここでのメイン語りは佐藤拓也さんですが、座っているみのりんに当たるスポットライトの効果でビックリするくらいにほくそ笑んでいるようにも見えました。
また、「私と言う女の~」から始まる心細さの裏に潜む激情の前の静けさが凄過ぎる。「もうよしましょうよ、そんなはなし」の明るくふるまっている様に見えて裏に潜む暗闇のような怖さは凄い。からのラストまでのみのりんはもはや小山田静子が憑依したと言っても過言では無いほど。それは決して声だけでは表現仕切れない感情を、全身全霊、茅原実里を以って表現してみせました。みのりんの無限の可能性にはいつも脱帽です。

終演

まずはみのりんと公式さんの終演後の写真ツイート。

みのりんのツイートが日付変わっての発信でしたが、帰宅してずっとみのりんの発信を待ってコメントしてから寝たので安心です。その分、次の日の会社が眠かったですが(笑)。

最後に

みのりんが仰る通り、本当に贅沢な時間でした。みのりんの朗読劇は本当に貴重で色んな発見や経験が味わえます。みのりんの朗読劇の中でも声優朗読劇フォアレーゼン スピンオフ作品「ヴェルサイユ騒動記」というものがありましたが、今回のみのりんの役はこれに似た、そこから更に進化した、まったく見たことの無いみのりんだったと言えます。本当に何度でも観たいみのりんです。

前述の通りアーカイブ配信が6月30日まであるので是非ご覧になってください。

みのりんの朗読劇振り返り発信も楽しみです。みのりんが今回の作品に対してひとつの答えを共有してくれた時に私も自分なりの結末を改めて考察したいと思います。
是非みのりんのSNSやYouTubeチャンネルを登録して通知を受け取ってください。

【追記】※2022/6/29更新

インスタにて発信されたみのりんの気持ち。
みのりんが導き出したひとつの答えが綴られています。答えのないミステリー(残された謎はあえて答えが示されていない作品だった)に対して悩みながらも自分の答えを抱いて挑んだみのりんの小山田静子、そして陰獣という作品を受け取りました。観劇できて良かったです。

【追記2】※2022/7/1更新

ミノリズムでも朗読劇当日の回が更新されました。
こちらは本番について、というよりも当日のみのりんオフショット的な内容ですが、本番の衣装(リハーサル着も可愛い)が改めてじっくり拝めるので是非。


そんなこんなでドロンします。


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