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【Webエンジニア転職】SES企業からWeb系受託開発企業へ転職するまでを振り返る

初めに

この度、地元仙台の受託開発企業から内定をいただき11月からWebエンジニアとして働き始めることになりました!
思い返すとエンジニアを志してから、Webエンジニアとしてスタートを切るまで2年くらいかかってしまったので、私と同じように開発エンジニアを目指している人が二の舞を踏まないように、この記事が参考になればと思います。

経歴

2019.4〜2022.3 鉄道会社に勤務
2022.4〜2023.7 都内SES企業に勤務
        (2022.10〜 プログラミングスクールRUNTEQ入学)
2023.8〜2023.9 転職活動
2023.11〜    仙台の受託開発企業に就職

後述しますが、私が失敗したなと思うのはエンジニアを目指して初めにSES企業に入ってしまったことです。
その辺りも含めて、Web系受託開発エンジニアへ転職するまでを振り返っていきたいと思います!

エンジニアを目指したきっかけ

地方大学の大学院修了後、鉄道会社に就職しました。主に鉄道信号機器の施工やメンテナンス業務などを行なっていました。
初めは列車運行制御の仕組みを学ぶことに新鮮な感覚があり、やりがいも感じながら業務を行っていたと思うんですが、日々の業務の中で不便さや非効率さを感じるようになっていきました。
紙媒体でドキュメントを管理しており、この中から欲しい情報を探し出すのが私にはとても苦痛でした。
また、鉄道という限られた領域内でしかドキュメントがなく、Webで検索しても業務に役立つドキュメントは出てこないため、最近話題のChatGPTなどの生成AIを活用することは難しいと感じています。
その他にも不便だな、非効率だなと思うことは多々ありましたが、書き出したらキリがない(笑)ので割愛しますが、このような企業の業務改善をすることを仕事にしたいと段々と思うようになり、エンジニアを目指すことにしました。

SES企業への転職

期待と現実

鉄道会社に3年勤めた後、都内のSES企業へ転職しました。
鉄道会社にいる間に半年ほど独学でプログラミングの学習をして、都内のSES企業から内定をもらいました。
選考は全て社員寮の一室でオンラインで完結して、社員寮で転職活動とは皮肉なもんだなと感じてました(笑)
このSES企業は一部自社で開発しているプロダクトがあったものの事業のほとんどがSESとしての案件だったので警戒していた部分もあったのですが、「次の案件がReactを使った案件だから」と言う甘い誘惑に誘われて入社を決めました。
今思うと、未経験からWebエンジニアを目指すのであればここで妥協せずに開発をメインでやっていける自社開発企業や受託開発企業へ転職するためにもっと頑張れば良かったなと思います。
都内の企業ではあったもののフルリモート勤務だったので、地元仙台で一人暮らしを開始してリモートで業務を開始しました。

SES企業での学びと失敗

初めにアサインされた案件は、採用面接でも話があったReact(Next.js)やTypeScriptを使用した開発案件でした。
聞いていた通りのモダンな技術を使用した案件で、また、初めての開発案件ということでモチベーションを持って開発を進めることができました。
基本的な開発フローであったり、フロントエンドの開発に関して学びが多かったです。

1件目の開発案件は6ヶ月ほどで終了し、次にテスト案件にアサインされました。
よくテストを軽視した投稿を目にしますが、この案件ではとても良い経験を積めたなと思っています。
詳細は伏せますが、テスト設計書の作成とシステムの動作確認のテストをしました。
どういった観点でテストされているかやドキュメント作成・管理方法、SQLでどのようにデータを確認するかなど多くの学びがあったなと思います。

3件目以降は端折るんですが、CRM導入コンサルティング案件やシステムのカスタマーサポート案件などにアサインされました。
テスト案件からそうだったんですが、そもそもVScodeを使わないような案件続きになっており、この辺りから開発業務ができる企業への転職を意識し始めました。
開発案件を希望していたものの、自分の技量不足もあったと思いますし、SESという業態からなかなか希望通りの案件にアサインされなくなりました。
SESで様々な案件に携わる中で、自分は将来的にWeb系の開発エンジニアになりたいなと思うようになり、Webエンジニアに必要な網羅的な知識の習得ができ、自社開発企業や受託開発企業への転職サポートが充実しているRUNTEQに入学することを決めました。

SESからWeb系受託開発への転職過程

SES企業に勤めながらRUNTEQでの学習、ポートフォリオ作成をしました。このあたりは過去の記事に詳しく書いたので良かったらご覧ください。

ポートフォリオ作成後、いよいよ転職活動を開始しました。
転職活動の軸としては、①開発ができそうか、②Web系の開発言語を使用しているか、③フルリモートではないこと、などを見ていました。

①開発ができそうかについては前述してきた通り、案件ガチャ要素のあるSESのような企業ではなく、自社プロダクトを保有している自社開発企業や受託開発企業をターゲットにしていました。

②Web系の開発言語を使用しているかについては、様々な企業の方の話を聞くと企業によってはスマホアプリ開発がメインでFlutterやReact Nativeをメインで使っている企業などもありました。これまで学習したRailsでの開発も未経験なのに畑違いな言語を新たに学習するのもなぁという思いがあったので、これまで学習してきたWeb系の開発言語を使用している企業を中心に探しました。

③フルリモートではないことについては、意外と思われるかも知れません。最近ですとフルリモート人気ですし、自分のペースで仕事できていいですし。ただSESの会社で実際にフルリモートで業務を行なってみての実体験としては、業務やタスク理解への齟齬が生じてしまう、事業ドメインへの理解の欠如など問題も多かったなという印象です。お互いの認識の齟齬によってスムーズな開発ができなかったり、ドメイン理解する機会が少ないことから言われたことを言われた通りにするという感じで、能動的にコミットしていくという感覚は無かったなと思います。技術力のある人であればフルリモートでも問題ないとは思います!

このような企業軸で転職活動を続けて、先日仙台の受託開発企業から内定をいただきました!

最後に

プログラミングを独学し始めた頃から2年ほど経ってしまいましたが、やっとエンジニアとしてのスタートラインに立てて良かったです。
途中遠回りしてしまったかもしれないですが、スキル面であったり、SIer・SESの商流がどのようになっているかを知れたのも今となっては良かったのかなと思います。
ただRUNTEQに通う方々やこれからWeb系エンジニアを目指す方々にとってはアンチパターンだと思うので、反面教師としてもらえたらと思います(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました!


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