見出し画像

コンパスという活動

シンセカイでの活動は現在インディーズ制作活動と教育活動を考えています。
後者の活動を「コンパス」と名付けました。
自分が教育というのもおこがましいなとは思うのですが...(笑)
この活動自体をメインにしたり事業としてビジネスにしてしまうと、現場のリアルタイムなノウハウや問題が薄れてしまうなと思い、副業ならではの立ち位置としてやっていけたらと思っています。

私が元々教員を目指していたので、ゲームを通して一つ夢の実現に向けた活動を始めた次第です。

何本もタイトルを経験しましたし、それなりの成功/失敗体験は積んできたつもりではあります。
しかしぶっちゃけレジェンドのような知名度や、昨今のランキング上位に入るタイトル経験者のような実績はありません。
企業じゃないので大きなお金を自分の裁量で動かせるわけでもありません。
コツコツ地道にやっていきたいと思っています。

ただ「誰が言うか」ではなく「何を言うか」を大切にしていきたいと思っている身としてはこういった働きかけ自体が重要だと考えています。

我々や我々よりも上の世代の先輩たちは、先輩の背中を見て学んだり、或いはどんなに徹夜残業しても必死にしがみついて未知の世界を切り開いてきました。競争しつつも業界全体を通してある種の一体感すら感じていました。
モバイルコンテンツ黎明期を渡ってきた者としては、この10余年ほどでガラケーからスマホにシフトしたり、コンテンツの差はあれどそこまで大きなパラダイムシフトは起こっていないと感じています。

ただ働き方は大きく変わってきました。
「最近の若い者は!」とかいうつもりはまったくないのですが、やはり敷かれたレールの上から逸脱はしていないなという空気は感じてしまいます。

私はそれは悪いことではないと考えています。
当時のような根性論に訴えかける働き方はやはり不健全ですし、何よりモノ作りにおいてノープランが過ぎます。

決めて限られた条件下で最大限の結果を出せるようなビジョンやプラン、マネジメントが我々に求められているのだと気を引き締めています。

諸先輩方が何て言うかは存じませんが、正直「教育者」としての我々は素人もいいところだと思っています。(教育者としても優秀な方は勿論たくさんおりますが...「オレがやった方が早い!」って思う方要注意です)
たまたま優秀な後輩や周りのチームメイトが「きちんと教えなくても」うまくやってくれていたことは多いと思います。

教育を仕組み化していけない組織は非常に脆いと思っています。
属人的であり、優秀な人材が抜けてしまうと支えが失われてしまいます。
勿論、最低限の知識やルーティーンを知っている人が代わりを勤めればいきなり崩れることはないでしょう。
ただ、緩やかに崩れていきます。緩やかだから危機感も薄くなります。


コンパスという活動は組織を支えるだとか、常に結果が出せる人材になれるとかそんな至高なものではありません。
勿論基礎的な知識は教えられますし教えますが、考えの広げ方として1つのアプローチになればいいなと思っています。

余談ですが私がアルバイトで予備校や少人数塾の学生に数学を教えていた際も、公式を覚えさせたり教科書どおりの答え合わせをすることはしませんでした。そういうものは学校とは別に時間とお金をとって教える必要はないことだと思っています。
ファンタジーなども交え問題に対するアプローチを解釈を変えて学生に投げかけてみたりすることで問題に向合わせることを得意としていました。

教える活動を通して教え方を学ばせてもらいたいなという下心もあります!
また、こういった活動を通して、他校、他企業の交流のきっかけとなる"箱"にしてもらってもいいかなと思っています。
教わるだけではなく、みんなで壁打ちしたり、いつかは制作活動の方に加わってもらったり或いは自信をもって企業様へ人材輩出をしたり...

何かしらの指針になれたらという想いを込め推進して参りたい所存です。

画像1

今回のロゴもMichiさんに作成していただきました!

01)ベースのモチーフは深層に見立て
02)その深層を航海するための道しるべ・指針
月と太陽のモチーフも、目的や方角を見失わない
不変のものの象徴として組み込んでおります

Michiさんからもこのような意味合いが込められており、とてもかっこいいデザインになっています!

学校企業個人問わず、もしゲーム教育活動にご興味ありましたらお気軽にtwitterなどででも絡んでいただければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?