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拝み屋見聞録 其の二 【 結局、本当に怖いのは生きている人間です ① X(Twitter)に投稿しただけなのに・・】

拝み屋見聞録 其の二 【 結局、本当に怖いのは生きている人間です ① X(Twitter)に投稿しただけなのに・・】
拝み屋稼業の家に生まれ、跡継いで早、20年。様々な業種の方・年齢層の方達の相談を受けてきた。人の悩み・疑問と云うモノは諺の通りに十人十色・千差万別である。

最近、相談者からお聞きした話・悩み・依頼内容を話していると周りが「面白い」「そんな事があるのか」と感心される。この際「面白い」「そんな事があるのか」と云われる位なら文章にしてみようと。
文章を記す前提として、営利を目的としていません。無論、個人を特定される文章なので(仮称)にしています。それ以外は直接本人より聞いた体験談または私の体験である。只々書いたモノを誰かが読んで面白いと思っていただければ、それが私の何よりの感謝の極みである

拝み屋見聞録 其の二 【 結局、本当に怖いのは生きている人間です ① X(Twitter)に投稿しただけなのに・・】
“事故物件住みます芸人”の松原タニシさんの動画を見ていると「結局、本当に怖いのは生きている人間です」との発言を聞いて「確かに!!!」
この仕事は霊現象の相談を受けるばかりではなく、現実的な問題の相談、或いは相談者の恐怖体験?を、お聞きする。代表的な体験談を記しておく
《 X(Twitter)に投稿しただけなのに・・・》
男性Aさんと友人の女性Bさんがとある深夜、駐車場で時間を潰していた。
星空が綺麗と感じたAさんはその場で夜空をX(Twitter)に投稿した。
暫くすると、見慣れない車がAさんの後ろに駐車した。助手席から男性が
降りてきてAさんの車の窓ガラスをコツコツと叩く「ちょっと話があるから降りてきて」その男性は知り合いのCさん。同じ町内在住で仕事上の、
お付き合いも有り知らない仲ではない。「どうしてこの場所がわかったんかなぁ」とりあえず嫌な予感しかしなかったAさん。Bさんには自分の車で
帰って貰い、Aさんは車から降りずに無視していた。Bさんが駐車場から
離れたのを見計らい、その場を急いで離れ自宅に向かった。走りながら
バックミラーを確認すると、Cさんの車が後ろから付いてくる。その駐車場からAさんの自宅までは車で5分程度。無事、自宅に到着して二階の窓から外の様図を伺っているとCさんの車が家の周りをグルグル廻っている。
「何であの駐車場に居るのがバレたのか?それにあの車は誰のだ?」
そうしていると、今度はCさん本人が車から降りてきて歩いて家の周りを
グルグル廻っている。「家の中まで入ってこんよな?」そう考えていると
恐怖しかやってこない。親を起こして警察に通報しようかとも考えたが、
そのうちにCさんは姿を消していた。後日、Bさんと先日の追い回された件について話し合って以下の様に推察した

1.AさんBさんとCさんは恋愛関係の問題はない。ただの仕事上の
 知り合い

2.AさんとCさんは公私ともに問題はない
3.後日分かったのはCさんの乗っていたのはCさんの彼女の車
4.何故あの駐車場に居るのがバレたのか?後で投稿した写真を見返すと、
 星空と、あの駐車場施設の一部が映り込んでいた。その写真から推測して
 場所を特定したのであろうと

5.AさんとCさんに直接の諍い(いさかい)は無いのだが唯一、考えられる
 のはAさんから誘われた飲み会とCさんから誘われた飲み会の日が同日で
 BさんはAさんの飲み会に参加した。周りの方に聞くとCさんが「何でAの
 方の飲み会に行くのだ」と愚痴をこぼしていたと。

6.AさんとBさんが一緒に居るとは知らなかったとはいえ、多分飲み会の誘い
 をぶっちぎられた事に対して何故か腹が立ち、常にAさんのツイートを
 確認し続け「Aが〇〇にいるぞ!彼女!車に乗せて行け!話をする!」と
 いう風になったのではないかと言う結論に至った。

この追い回し事件以降CさんはAさんの家には現れても居ないし、連絡も
ない。結果オーライなのだがCさんカップルの特異性を感じる。腹が立つ
のも過剰だし現場まで乗せていく彼女もどうかしてるではないのか?

《 X(Twitter)に投稿しただけなのに・・・》
と題名をうったが、SNSとは重宝(便利で役に立つこと)だが裏側には不便(便利でないこと、都合が悪いこと)が存在する事は学んでおきたいものだ。

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