おすすめ漫画

昨日に引き続き漫画のご紹介を。
今回は「ひらばのひと」(久世番子著)です。
この作品は講談が題材で女性講釈師龍田泉花(たつたせんか)とその弟弟子龍田泉太郎(せんたろう)を中心に二人の師匠の龍田錦泉(きんせん)、姉弟子の龍田にしき、錦月、錦風と兄弟子の錦秀たちが繰り広げる諸々を講談を織り込みながら聴かせる漫画です。落語家も登場してにぎやかな寄席の雰囲気が(行ったことはないのに)感じられます。
落語はテレビや録音などで聞いたことがありましたが講談を聞いたことはないのでこの漫画で初めて講談の世界を知りました。
「お仕事漫画」的に講談を知るというだけでなく登場する人それぞれのエピソードが講談の内容と少しずつ重なりながら語られる物語の面白さもあってじんわり楽しめる作品だと思います。

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