(ねこによる)癒しについて
ねこに癒される
よく「ねこに癒される」ということを見たり聞いたりします。「いやされるー」と言いながらねこ動画を見る人は特にねこ好きには多いと思います。もちろん動画でも癒されるのは間違いないのですが,この「ねこの癒し効果」とはどういうものなのかどのような状況で癒されるのかについて考えました。
のどを鳴らす
ねこの癒しはリラックスしているねこに触れている時,そしてさらにねこに顔を近づけている時,さらにさらにねこに顔をうずめている時などに抜群の効果を発揮します。リラックスしているねこは「ぐるぐる」「ぐーぐー」(のどを鳴らすと表現される状態)言っていることが多く,そのようなねこに触れると手から「ぐーぐー」の振動が伝わってきます。耳で声を聞きつつ手から振動を感じることができるわけです。顔を近づけるとねこも顔を近づけてきます。ねこと自分の鼻がくっつくくらいに近づけば耳で聞く声も一層大きく聞こえます。そしてねこのお腹に顔をうずめれば(「ねこを吸う」と表現されることもあります)その効果は最大になります。このような時に人は(私は)「ねこの癒し」を実感します。仕事などでストレスを感じたまま帰宅してもこんな風にねこに触れることで心が軽く軟らかくほぐれていく感覚はまさに「癒し」と表現するほかはないと思っています。
頭でこつんとする
ねこが好意を持っている他のねこや人に対してする動作の一つに近づいて頭(額?ねこの額?)を軽くこつんとぶつけるというものがあります。これをやられるとねこ好きには(よしよしうい奴じゃ)とか(かわいいなあ)とか(きゅん…)とかまあその人それぞれの好感情が沸きおこります。私はこの感情が癒し効果につながると考えています。たとえその「こつん」が純粋な好意だけではなく「おなかすいた」とか「のど渇いた」とかの具体的欲求に起因するものであったとしても人は(私は)上記の感情を覚えながら癒されながらかりかりを器に入れたり,洗面台で手から水を飲ませたりすることになるわけです。
一緒に眠る
ごろごろしているとねこがやって来て体をくっつけて一緒に寝ることがあります。これだけでも結構な癒し効果で,これに上記の「ぐーぐー」が追加されれば癒し効果も増大します。ねこによっては座っている膝の上に乗ってくることもあり,そのまま膝の上で寝てしまうこともあります。動きたくても動けないので身体的には少々つらいのですが精神的には間違いなく良い効果がありますね。そして秋から冬へと季節が移って気温が下がってくると夜寝る時にねこが布団にはいってくることがあります。うちの4匹では一番年長の黒ねこが布団に入るねこです。2番目のさびねこもたまに入ってきます。黒ねこは,まだ仔猫の時に一緒の布団にいれてみたところ安心してそのまま寝ていたことが今につながっているのだと思いますが,寒くなってくると寝ている布団の首もとまでやって来るので「入る?」と言って布団を少し持ち上げるとそのまま中にはいってくることが多く,脇の下辺りで丸くなって寝ています。仔猫の時にはこちらが無意識に寝返りを打ったらつぶしてしまうのではないかと心配でしたが,もう十分大きくなった今ではそんな心配もなく一緒に安心して眠ることができます。至福。
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