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ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#181

フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。

#181 :患者の体よりも、心に負担をかけないことのほうが大切である

看護師は、患者が体を動かさないで済むように付き添っていると、一般には思われている。

しかし、患者が自分でいろいろ考えないで済むように、看護師が付き添うべきなのだと私は言いたい。

患者が自分についてのいろいろな思いから自由になり、体を動かすすべてのことから放免されなければ、快方に向かうと私は確信している。

在宅の看護では、たいてい逆のケースとなっている。病院は規則よりも整備されているので、心配事がないため、患者に良い結果となることが多い。
(2024年1月17日配信)

フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。

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