ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#156
フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。
#156 :ペンキと壁紙の部屋では、空気がかなり違う
病人用の部屋であろうと、子ども部屋であろうと、室内の空気が適当かどうかを感じ取ることに慣れた人ならば、目隠ししていても、古いペンキの部屋と古い壁紙の部屋の空気の違いをすぐにかぎ分けられる。
壁紙の古い部屋は、たとえ窓を開けていても、いつもかび臭い。このことから、換気と清潔の密接な関係がわかる。
今のところ、油性ペンキで塗ったものが最もよい。これだと動物性の残留物を洗うことができる。部屋がカビ臭くなるのは、これが原因なのだ。
(2023年12月6日配信)
フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。
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