ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#212
フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。
#212 :看護師は、職業に対して使命を感じなければならない
何かに使命を感じるとはどういうことだろうか。
それは何が正しく最善であるかと言う、自分自身の高い理念を満足させるために仕事をすることであり、やらないと見つかるから、というのではあるまい。
これは熱意であり、靴屋から彫刻家に至るまで、その使命を全うするために、誰もが持っていなければならないものである。
さて、看護師であるが、靴やノミ、大理石ではなく、人間を相手にしなければならない。看護師が自分自身の満足のために患者の世話をするようでないならば、どんなに命令されても、患者の世話ができるようにはならないだろう。
(2024年3月4日配信)
フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。
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