中小企業診断士試験 お勉強(46日目②)
「あなたの人生において、自己実現を達成するための主要成功要因(CSF)は何ですか?そのためのプロセスにはどのようなものがありますか?分析作業は終えていますか?終えずにいる状態では不快感が残るのではないでしょうか。ビジョンを掲げ、ストレス要因をコントロールし、高みへまい進していきましょう、どこまでも!」
このような主張を、言葉を易しくして未就学児童相手に叩き込む某国民的パンヒーローってすごいなと思いました。でも、前向きでよい歌ですよね!
簿記やりまーす。
簿記2級 商業簿記の続き。
ステージ2:取引と仕訳②
テーマ4:有形固定資産①
有形固定資産:建物、土地、備品、車両運搬具など。購入した場合は、本体価格に付随費用を加算する。
例①:建物780円を購入し、代金は後払いとした。なお、不動産会社に対する手数料20円は現金で支払った。
(建物)800|(未払金)780
|(現金)20
有形固定資産を分割で購入する場合、増加分は支払利息(費用)で処理する。購入時は前払利息(資産)か支払利息(費用)どちらかで処理する。
購入時に前払利息で処理する場合:
例②:備品800円を購入し、代金は2ヶ月ごとに210円を4回に分けて支払うこととした(前払利息で処理)
(備品) 800|(未払金)840
(前払利息)40
例③:例②の備品について、第1回目の支払日につき、210円を当座預金口座から支払った。なお、前払利息は定額法で配分する。
(未払金)210|(当座預金)210
(支払利息)10|(前払利息)10
例④:決算につき、例②で計上した前払利息(40円)について、前回の支払日から決算日までの1ヶ月分を支払利息に振り替える。
(支払利息)5|(前払利息)5
購入時に支払利息で処理する場合:
例⑤:備品800円を購入し、代金は2ヶ月ごとに210円を4回に分けて支払うこととした(支払利息で処理)
(備品) 800|(未払金)800
(支払利息)40
例⑥:例⑤の備品について、第1回目の支払日につき、210円を当座預金口座から支払った。
(未払金)210|(当座預金)210
例⑦:決算につき、例⑤で計上した支払利息(40円)について、5ヶ月分は次期の分なので前払利息に振り替える。
(前払利息)25|(支払利息)25
Lesson16:減価償却
減価償却には、定額法、定率法、生産高比例法がある。
減価償却費は、有形固定資産の取得原価、耐用年数、残存価額を使って求める。
減価償却費の記帳方法には、直接法と間接法がある。間接法は、減価償却累計額で処理し、直接法は直接固定資産を減額する。
定額法の場合:
原価償却費=(取得原価ー残存価額)÷耐用年数
例①:決算において、当期首に購入した備品(取得原価500円、耐用年数5年、残存価額は取得原価の10%)について、定額法により減価償却を行う。記帳方法は直接法である。
(減価償却費)90|(備品)90
定率法の場合:
減価償却費=(取得原価ー期首減価償却累計額)×償却率
例②:決算において、第1期期首に購入した備品(取得原価500円)について定率法(償却率は0.4)により減価償却を行う。なお、記帳方法は間接法である。
①第1期の決算
(減価償却費)200|(減価償却累計額)200
②第2期の決算
(減価償却費)120|(減価償却累計額)120
③第3期の決算
(減価償却費) 72|(減価償却累計額) 72
200%定率法=(1÷耐用年数)×200%
例③:決算において、備品(取得原価500円、減価償却累計額200円)について、200%定率法により減価償却を行う。なお、耐用年数は5年で記帳方法は間接法である。
(減価償却費)120|(減価償却累計額)120
生産高比例法の場合:
減価償却費=(取得原価ー残存価額)×当期利用量/総利用可能量
例④:決算において、車両運搬具(取得原価2000円)について、生産高比例法によって減価償却を行う。この車両運搬具の可能総走行距離は1000km、当期走行距離は150km、残存価額は取得原価の10%、記帳方法は間接法である。
(減価償却費)270|(減価償却累計額)270
※期中に取得した固定資産について、定額法・定率法は月割で減価償却するが、生産高比例法は利用量で計算するため、月割計算しない。
Lesson17:有形固定資産の売却
固定資産売却時、帳簿価額との差分を固定資産売却損(費用)または固定資産売却益(収益)で処理する。期中に売却した場合は、期首から売却日までの減価償却費を月割りで計上する。
例①8/31に備品(取得原価500円、減価償却累計額200円)を280円で売却し、代金は来月末日に受け取ることにした。この備品は定率法(償却率0.4)で償却しており、間接法によって記帳している。なお、当社の決算日は年1回、3月31日である。
(減価償却費) 50|(備品)500
(備品減価償却累計額)200|(固定資産売却益)30
(未収入金) 280
Lesson18:有形固定資産の買い換え
買い換えの場合、下取価額での売却+新資産購入で処理する。
例①:当期首において、車両(取得原価3000円、減価償却累計額1800円、記帳方法は間接法)を1500円で下取りに出し、新たに4000円の車両を購入した。なお、差額の2500円は翌月末日に支払うことにした。
①旧資産の売却
(車両運搬具減価償却累計額)1800|(車両運搬具)3000
(現金) 1500|(固定資産売却益)300
②新資産の購入
(車両運搬具)4000|(現金)1500
(未払金)2500
③買い換えの仕訳(①+②)
(車両運搬具減価償却累計額)1800|(車両運搬具) 3000
(車両運搬具) 4000|(固定資産売却益)300
(未払金) 2500
Lesson19:有形固定資産の除却と廃棄
有形固定資産を事業用から外すことを除却、捨てることを廃棄と呼ぶ。
除却した場合、帳簿価額を減額する。
(減価償却累計額)xxx|(備品)xxx
スクラップとして価値がある場合、貯蔵品(資産)として計上する。
(減価償却累計額)xxx|(備品)xxx
(貯蔵品) xxx
帳簿価額と処分価額との差額は、固定資産除却損(費用)で処理する。
(減価償却累計額)xxx|(備品)xxx
(貯蔵品) xxx
(固定資産除却損)xxx
例①:当期首において、備品(取得原価500円、減価償却累計額360円、記帳方法は間接法)を除却した。なお、除却資産の処分価額は100円と見積もられた。
(備品減価償却累計額)360|(備品)500
(貯蔵品) 100
(固定資産除却損) 40
廃棄した場合は、帳簿価額を固定資産廃棄損(費用)で処理する。廃棄にかかった費用は、固定資産廃棄損に含めて処理する。
例②:当期首において、備品(取得原価500円、減価償却累計額360円、記帳方法は間接法)を廃棄した。なお、廃棄費用50円は現金で支払った。
(減価償却累計額)360|(備品)500
(固定資産廃棄損)190|(現金)50
今日はここまで
進捗は以下
テキスト:119/409ページ
今回の学習時間:2h50m
累計学習時間:(診断士)94h13m
(簿記)41h32m
(ビジ法)8h15m
学習ペース:94hour13min/46day×365day≒748hour
このあたりはそれほど難しくありません。工業簿記のわかりにくさと比べると、商業簿記はシンプルですね。前半だけかもしれませんが。
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