ちいさな庭だより。2022年1月号。

[intro]
 年が明けて、あっという間に1か月が過ぎようとしている。雪はそこそこに降っては融けを繰り返している。気温が高めの日に作業ができれば、と思うものの、なかなかこちらの都合通りにはいかない。もどかしい日々だ。
 
 
[よしもと農園、引っ越し中。]

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 前号で書いたとおり、昨年末から少しずつ引っ越しが始まっており、庭の植物たちを剪定して運ぶ作業を進めていたのだけれど、雪が降ったために万事休す、といった感じだ。どのみちまだ冬土用だし、立春を過ぎてから頃合いを見計らって再開したいと考えているところ。
 室内で管理している植物たちは、外の植物たちより一足先に春の支度をはじめている。昨年の秋に能登の庭からやってきた小さな松には、新しい芽ができてきたし、センテッドゼラニウムの挿し穂はどれも、鉢底から根が伸びている。

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 一時は枯れてしまうかと心配したイワヒバも、室内組は息を吹き返しはじめた。土に水を与えるより葉に水をかける方がいいようだ。

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 プリムラは蕾こそまだだけれど、なんとか夏越しに成功したようだ。晴れた日の朝に、窓からの光を浴びている様子が生き生きとしていて、見ているこちらもうれしくなる。

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 ニンドウの枝にも、あたらしい芽が出はじめた。この他、昨年の初夏に挿したツリバナの枝がまだ青々としていて、かなりゆっくりながら芽がおおきくなってきているように思う。活着してくれていたらいいのだが。
 外の植物たちは、落下する屋根雪で鉢がひっくり返ったり枝が折れたり、といったものが少し見られるので、これも雪が融けてから、天気の良い日に手を入れるつもり。ものによっては春に植え替えが必要かもしれない。

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 晴れた日にはジョウビタキやヒヨドリがやってくるようになった。祖父の残した双眼鏡で、彼らの姿をながめるのが、この頃のたのしみ。

 
[ロザリアンへの途…絶賛冬休み中。]

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