よしもとかよ

聴いたり、つくったり、書いたり、話したり、うたったりします。ちいさな庭にいます。猫とバ…

よしもとかよ

聴いたり、つくったり、書いたり、話したり、うたったりします。ちいさな庭にいます。猫とバラとおいしいものが好きです。

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  • ちいさな庭だより。on note。

    富山シティエフエムさんの番組 [よしもとかよ 日々是好日] の中で、2018年度まで毎月最終週にお届けしていた企画「ちいさな庭だより。」のその後、です。庭のこと、植物のこと、暮らしのことも織りまぜて、ゆっくりたっぷりお届けしてゆきます。

最近の記事

ちいさな庭だより。2024年3月号。

[intro]  なごり雪のちらつく日もあるなど、三寒四温にしては気温差が10℃以上となかなかに激しい春の入り口。ようやく能登の祖父母の家の状況確認に行けたり、昨年に引き続きおうちガーデン茶話会に参加できたり、庭作業のキックオフ的な動きの多い一か月となった。ちいさな庭の植物たちも続々動き出している。そうだった、春って忙しいんだった、と思い出すこの頃である。     [街なかの、裏庭より。]  植物たちの体内時計はしっかりしているなぁ、と春が来るたびに感心しているのだが、今年

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    • ちいさな庭だより。2024年2月号。

      [intro]  ようやく、と言っていいのかもわからないが、なんとか新しい一年が動き出したような感じがしている2月。余震は少なくなってきたが、引き続き用心している。雪が降ったかと思えば2月とは思えぬ気温の高い日もあり、植物たちも困惑しているのではなかろうか。そういえば春一番も吹いたっけ。      [街なかの、裏庭より。]   季節外れのあたたかい日が続いたあとで寒気がやってきて、がくん、と気温が下がると「春になるんじゃなかったのか」と言いたくもなるが、そもそも2月にこんな

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      • ちいさな庭だより。2024年1月号。

        [intro]  元日からいきなりの地震。ちいさな庭があるここ富山も震度5強、祖父母の家がある石川・能登は6強の揺れを観測。祖父母の家には未だ行くことができず、建物だけでなく庭の状況や今後について心配が尽きない年明けとなった。   [街なかの、裏庭より。]   年が明けて一か月が経とうとしているところだが、まず正直に言って、年が明けたという実感がない。今までとはまったく異なる世界線に放り込まれたような気分。元日の揺れでカオスと化した自室を片付けるのに2週間を要し、ようやく少

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        • ちいさな庭だより。2023年12月号。

          [intro]  庭の引っ越しから2年が経とうとしている。まだすべての引っ越しを終えたわけではないので、これからも整頓の日々は続く。交換会で行き交う植物たちもあるので、春の本格的な庭仕事シーズンまで、せまいながらもどこをどう手入れして気に入った庭にしていくか、じっくりと妄想することになりそうだ。   [街なかの、裏庭より。]     暖冬のウワサは本当かもしれない、と思っていたら、下旬にさしかかったところで唐突に冬将軍がお出ましになり、警報クラスの大雪という言葉におののいて

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        ちいさな庭だより。2024年3月号。

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        • ちいさな庭だより。on note。
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          ちいさな庭だより。2023年11月号。

          [intro]  本当に11月なのだろうか?と首をかしげるほどにあたたかい状況から一変して、下旬には山間部で雪の知らせ。街路樹も紅葉からいよいよ葉を落とし始めた。暖冬という予報も聞かれるが、どうなることやら。   [街なかの、裏庭より。]   さて、晩秋である。ちいさな庭でもブルーベリーや花梨の葉が赤くなり、ハマナスの葉は黄色くなり、花が咲く時期とはまた別のにぎやかさになっている。それもしばしのこと、間もなく木枯らしが彼らの葉を吹き落としてしまうのだろう。  花と言えば、

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          ちいさな庭だより。2023年11月号。

          ちいさな庭だより。2023年10月号。

          [intro]  ときおり夏日の気温になることもあり、しつこく居座っている蚊や日中と夜との気温差に悩まされつつも、庭に出る時間が増えてきた。目下は秋の土用の最中だが、いかんせん天候が不安定なので、土公神に詫びつつ天気の良いタイミングを見計らって集中して作業をしているこの頃だ。     [街なかの、裏庭より。]     秋といえば秋なのだけれど、気温が比較的高いままなので実感が薄い。しかしそんな中でも植物たちの体内時計はちゃんと動作しているようだ。ゲンノショウコが今季は花をい

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          ちいさな庭だより。2023年10月号。

          ちいさな庭だより。2023年9月号。

          [intro]  朝晩はようやく秋の入り口を感じるような気温になってきた。ちいさな庭の植物たちもそれを感じ取っているようだ。夏の名残の蚊に刺されることが悩みではあるが、それでも庭に出て作業を少しずつ始めている。        [街なかの、裏庭より。]  日中は未だに夏日の気温になることが多いけれど、先月のような耐え難い暑さではなくなってきたので、懸案事項だった植え替え作業をすることにした。加えて、除草も少し。    まずはタツナミソウ。青い花の苗が入ったちいさな鉢が3つあ

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          ちいさな庭だより。2023年9月号。

          ちいさな庭だより。2023年8月号。

          [intro]  雨らしい雨が降らず、体温と同じかそれ以上の気温が続いた過酷な1か月だった。ありがたいことと言えば、洗濯物が早く乾くことくらい。まったく、うだるとはこのことか。やるべきことは山積しているのに、スイッチが入らないまま、一か月が過ぎようとしている。   [街なかの、裏庭より。]    毎日水を撒いていたにもかかわらず、あまりの暑さにちいさな庭の植物たちにも異変が起きている。心配していた和綿は全滅、睡蓮は水が熱くなりすぎたのか、元気がない。フサスグリやビバーナム、

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          ちいさな庭だより。2023年8月号。

          ちいさな庭だより。2023年7月号。

          [intro]  ぞっとするような梅雨が明けたとたん、今度は酷暑である。気をつけていたにもかかわらず、3度目のナントカよろしく軽い熱中症をやらかしてしまった。土用の最中ということもあるし、目下は夕まずめに水を撒きながら、秋からの植え替えの作戦を練っているといったところだ。   [街なかの、裏庭より。]  今月上旬は豪雨に翻弄され、その後は35℃を超える酷暑に翻弄され、どうなることかと思ったが、今のところ植物たちはなんとかそれぞれの営みを続けている、という感じがする。ブルー

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          ちいさな庭だより。2023年7月号。

          ちいさな庭だより。2023年6月号。

          [intro]  一年の中でいちばんニガテな時季であるところの梅雨が過ぎようとしている。日によっては猛暑日に高い湿度だったりもして、植物たちもさぞかししんどかろう。水をやるタイミングに頭を抱える日々である。    [街なかの、裏庭より。]  蒸し暑い日が続いている。ちいさな庭では、白のタイマツバナが咲きはじめた。この花が咲き始めると、夏が来たか、と思う。かつて畑があった頃は、タイマツバナに加えてきゅうりがぶら下がり始めるのが、我が家の夏の到来の合図だった。      その

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          ちいさな庭だより。2023年6月号。

          ちいさな庭だより。2023年5月号。

          [intro]  土用明けから庭仕事シーズンの到来を満喫した今月。あいかわらず気温差が大きく、ときおり真夏日の気温になり心配する日もあったが、植物たちはなんとか花を咲かせたり実をつけたりしている。芽吹いたばかりの若葉の緑もまぶしい。今季の朝ドラよろしく、庭に出ると時間を忘れてしまうタイプの人間だが、この季節は特に夢中になってしまう。     [街なかの、裏庭より。]    今月は上旬に、能登の庭の除草からスタート。一言で表現するなら「スギナ祭り」だった。それだけスギナが繁っ

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          ちいさな庭だより。2023年5月号。

          ちいさな庭だより。2023年4月号。

          [intro]  4月も下旬ともなれば、初夏を思わせる気温の日があったりもするのだが、今年はいつにもまして気温の差がおおきい。冬に戻ったかと思うような日の翌日が夏日、なんてことも起こっている。爆弾低気圧によるものか連日強風が吹いたりもして、植物たちも大なり小なり翻弄されている様子。それでも蕾を上げ、花を咲かせ、実をつける健気な彼らに励まされる日々だ。   [街なかの、裏庭より。]    さまざまな植物たちが花を咲かせる季節になって、連日ちいさな庭を見て回り、鉢を覗き込んでは

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          ちいさな庭だより。2023年4月号。

          ちいさな庭だより。2023年3月号。

          [intro]  観測を始めて最も早い桜の開花を迎えた、というニュースに、さもありなん、と思いながら庭を眺めている。今月は思いのほか気温の高い日が多かった。そのせいか、このちいさな庭もすでにあれこれ芽吹いて、にぎやかになっている。引っ越しから一年が経ち、新たなスタートを迎えるちいさな庭である。    [街なかの、裏庭より。]  三寒四温に翻弄される3月ではあるが、あたたかい日が多かったおかげでいろんな植物に動きが見られて喜んでいる。  アスチルベと思って引き取ったこちら、キ

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          ちいさな庭だより。2023年3月号。

          ちいさな庭だより。2023年2月号。

          [intro]  厳しい寒波に見舞われたとはいえ積雪は思っていたほどではなく、早くもなごり雪のような塩梅になっている2月。ちいさな庭も雪はすっかり融け、春の兆しが少しずつ見えてきている。童謡「春よ来い」の「みいちゃん」よろしく、庭に出られるようになる日をわたしも待っている。   [街なかの、裏庭より。]    今月はスズメたちの給餌のために庭に出たり、天気のよい日のウォーキングのあとに植物たちの様子を見てまわったり、という程度ではあったが、何度か庭に出てみた。さすがに雪でぺ

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          ちいさな庭だより。2023年2月号。

          ちいさな庭だより。2023年1月号。

          [intro]  中旬までは本当に1月なのかと思うような小春日和が連続していたのに、下旬にさしかかると冬将軍様がお出ましに。積雪は例年とあまり変わらないものの、一日中氷点下という日もあり、さすがにこの気温差には驚かされた。そんな年明けの最初の庭だより、今年もどうぞよろしく御交誼のほど。     [街なかの、裏庭より。]  年が明けてしばらくは、もう春になったかと思わせるような好天が多かったので、ニオイスミレの花をながめることもできたのだけれど、下旬になって強い寒波に見舞われ

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          ちいさな庭だより。2023年1月号。

          ちいさな庭だより。2022年12月号。

          [intro]  とうとう雪も降って、いよいよ冬本番。一旦雪は融けたものの、庭はすっかり冬の佇まいとなった。植物たちにもわたしにとっても、新天地での一年をふりかえる。     [街なかの、裏庭より。]    新たな場所でどんな庭になっていくか、期待と不安の入り混じった気持ちでのスタートだったが、過ぎてみると思っていたよりいろいろとチャレンジできたのではないか、というのが正直な気持ち。  限られた広さで、土ではなくアスファルトのスペースで、という条件が、当初はマイナスイメージ

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          ちいさな庭だより。2022年12月号。