ちいさな庭だより。2021年5月号。

[intro]
 
 庭が緑いっぱいになってきた。秋明菊の葉やドクダミが繁る中に、ユキノシタの花があちこちに顔をのぞかせている。5月は連休明けから畑の作業に花苗交換会、さらには野山の散策、と戸外でのアクティヴィティが多かった上に、バラのハイシーズンでもあり、なかなかに忙しい一か月だった。さまざまありすぎて、何からお伝えすればよいやら。ひとまずは畑のことからはじめるとしますか。
  
 
[畑のこと…よしもと農園の、今月のヒトコマ。]

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 大型連休が過ぎて、いよいよ畑に野菜苗を植えた。今年はきゅうり・トマト・なす・ピーマン・ししとう・ミニトマト、というラインナップ。オクラと落花生は種からのスタートなので、植え付けはもう少し後になりそうだ。
 画像では2つ並んでいるきゅうりだが、実は連日の強風でひとつ折れてしまい、現在は1つだけ。苗を買い足そうか、まだ迷っているところ。
 トマトとミニトマトは、昨年なかなかにおおきく、こんがらがって育ったので、今年はもうちょっと枝をすっきりさせたいと思っている。ミニトマトの方はもう既に花が咲いて、ちいさな実がぶら下がりはじめた。

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 中旬に入ってから、イチゴの収穫も始まっている。前号で、ジャムにするくらいできるだろうか、と言っていたが、目下は順調。ナメクジやアリとの争奪戦になるかと思いきや、新たな強敵があらわれた。ハクビシンである。
 ご近所さんの畑のイチゴがやられた、とうかがって、我が家のイチゴのプランターを見てみたところ、確かにヘタだけがいくつか落ちているということがあった。以降、気持ち早めの収穫をすることに。ちょっと酸っぱいジャムになるかな…。
 たのしみにしていたいちじくも、ある日突然、実がなくなっていた。強風で落ちたとは考えにくいので、これもハクビシン案件なのだろうか。杏もいくつか実が残ってふくらんできていたのだが、こちらは風で1コが残るのみとなった。なかなか、思うようにはいかないな。

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 ベリー系では、ブルーベリーの実がふくらみはじめ、クランベリーは目下ちいさな白い花をたくさん咲かせている。ブラックベリーはあいかわらず。風でやわらかい新芽がちぎれてしまったが、苗そのものは無事だ。そのうちまた、以前のように花が咲いて実がなるようになればいいや、と気長に考えることにした。フサスグリも、今年は枝葉を育てるのみとなりそうだ。

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 今年はいろんな種を蒔いてみている。昨年のルッコラに加え、レタスやにんじん、さらには中旬の花苗交換会でお預かりした藍も。毎日どんどん様子が変わっていくのを見ているのが、とてもたのしい。
 水菜、オクラなどおとんの置き土産の種はさすがに古くなっていてうまく発芽しなかったので、落花生と合わせて新しい種を買って植え直した。どれもようやく本葉が出てきたところだ。気温が不安定だったり、低気圧にともなう想定外の強風などもあるので、いつもより植え付けのタイミングが遅くなっているかもしれないが、焦らないことにする。
 

[ロザリアンへの途…大変よく咲きました。]

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