ちいさな庭だより。2022年2月号。

[intro]
 2月は逃げる、というけれど、確かに他の月より短いせいもあって、気づけば月末!という感がある。思いがけないことがいろいろと起こって落ち着かない日々。ちいさな庭にやってくる鳥たちの姿に、しばし慰められるこの頃である。
 

[よしもと農園、引っ越し中。]

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 一旦は融けてなくなった雪だが、今季はどうやらほどほどの積雪を繰り返す感じの降り方のようだ。いちおうモズ予想を上回っていないので、昨シーズンほど驚くことはないものの、何度も除雪をしなければならないので、正直ちょっと飽きたな、と思っている。これを書いている今も、屋根の雪がドスンドスンと重たそうな音を立てて落ちている。
 上旬、雪がうっすら積もってみぞれ状になった日に、ひどい転び方をしてしまい、以降は確実に晴れた日のみに引っ越し作業を行うことになったので
どうにもはかどらない。そうこうしているうちにまた積雪…。少しずつやろうと思っていたけれど、これは案外あたたかくなってから一気に進める方がいいのかもしれないと思い始めている。

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 昨年末に羽化して、飼育ケース内でお世話をしてきた2匹のツマグロヒョウモンは、どちらも立春を過ぎて息を引き取った。雪がなくなるのを待って
スミレの根元に埋葬することにしている。蛹たちにはまだ動きは見られない。幼虫は最後に孵化した1匹のみとなった。この1匹だけでもなんとか冬を越してくれたら、と思っている。

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 ツマグロヒョウモンのお世話と入れ替わるように、2羽のヒヨドリが庭に通ってくるようになった。スラリとしている方をヒヨノスケ、ぽっちゃりしている方をヒヨマル、と勝手に名付けて、ながめている。雨の日も雪の日も、皆勤賞だ。ヒヨマルは食い意地が張っているけれど少々臆病な印象。一方のヒヨノスケはおっとりしているというか、あまり動じない感じで、夏椿の枝に挿した柑橘を時間をかけてついばんでいく。こちらを認識しているのかいないのか、ときおり窓の方を向いて「今日はみかんないんですか」と言わんばかりに首をかしげていたりするから笑ってしまう。
 ヒヨドリの他にはシジュウカラやスズメの姿がちらほら見られるようになってきた。ジョウビタキはもう来ないかな。ハクセキレイは近所ではときおり見かけるけれど、庭に来たことはまだない。

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 室内管理中の植物たちについては、前号で書いた通りだが、年末にセンスオブワンダーメンバーのMちゃんにいただいた山茱萸の蕾がほころびはじめている。土用も明けたし種を植えてみようかと思ったが、雪が融けた3月頃がよいらしいので、もうしばらく待つことにする。
 
 
[ロザリアンへの途…折れてるなぁ。]

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