盲ろう者が出会った語用論-1 協調性の原理
私はこの目と耳の障害(盲ろう)から会話のずれがたびたび生じます。それは人と直接話す時はもちろんですが、通訳を介しても起こることがあります。そこで、会話というのはどのようなメカニズムになっているのかに関心が湧きました。私のような障害を持っていない人たちの会話は多くの場合スムーズになされている会話の仕方はどのようになっているのかを見ていきたいと思います。
言語学のなかで会話についてを扱っている分野は語用論になります。語用論は子供の時に学んだような文法や一つ一つの言葉の意味、また