ただ憲法を改正すればことが済む問題ではない。小幡氏が戦記を読み 込むことによつて見出した、日本人のこの民族的欠陥は、まさにかつて本居宣長が漢意(からごころ )といふ言葉できびしく批判したものにほかならない。 自己でないものを自己であるかのごとくに勘違ひするおぞましい文化的倒錯

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