流しの国語辞典「裏」編
衣服の襟元の象形「亠」「衣」と区間された耕地
の象形「田」、土地の神を祀るために柱状に固め
た土の象形「土」からなる漢字。
衣服の襟元のスジの裏側を意味することから
「裏」という漢字ができた。
「裏切る」の語源は「裏」が後方を意味し、
味方を後方から切りつけること。
まさに裏切り行為。
また、リズムにも表と裏がある。
手拍子の休みの部分が裏拍。
日本人がこの裏拍をとるのが弱いとされるのは
演歌や民謡が表拍であることが多いことや
言語として日本語は文章の頭を強調する傾向に
あるため、表拍をとるのが上手になりやすいから
だといわれている。
ただ、裏拍がとれるようになると表現にも幅が
生まれるため、経験に裏打ちされたものが必要と
される。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?