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役に立たない思い出や風景

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心が疲れたり悩んで嫌になったとき、そっと寄り添うバラード。すぐ役立つものはすぐ役立たなくなる。
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2019年11月の記事一覧

映画「閉鎖病棟」をみて

 映画のCM を見て興味が沸いて・・・。これがこの映画を見るきっかけとなった。このような社…

同じ感性の人と暮らしたい

 狭い山道を運転中、スピードを上げて走っていたバイクが右カーブを曲がり切れず左の路肩に転…

言葉を吐く

 日課として、何らかの文章を書くことを自分に義務付けている。 言葉を文章にして綴ることは…

複雑な感情に揺れて

 娘とバーで飲んでいる。 七年ぶりの彼女はもうお酒を飲める歳になっていた。薄く化粧をした…

僕は美しい生き方をしているだろうか2

「美しい生き方」とはどういうものか。 他を圧倒する生き方、あり方、存在であること。 様々…

書いて繊細な自分の心を発見する

 サックスを習っている先生が亡くなった。 多分歳は三十代半ばであろう。先生に習い始めて二…

翼をください〽 は鎮魂歌

 名曲「翼をください」の記事を中日新聞に見つけた。 歌詞のすべては歌えないが、出だしの「いま~わたしの~」 「ねが~いごとが~」くらいは覚えている。「~」と表現したのは、歌詞としてよりもメロディとして記憶されているからだ。  最初に聞いたのは、おそらく中学校二年生の秋だったと思う。 そのころ私は、部活でブラスバンドに入っていた。朝の練習を終えて音楽室から教室に戻る渡り廊下の途中で、三年生の教室の開けた窓からいつもこの歌が聞こえていた。 三年生が歌うこの歌詞が妙に大人びて聞