障害を持って生まれた子
聞き流してしまえばそれだけのこと、でも気になる。そのまま捨てておけない。言葉にはそんな魅惑と心を引きずり込む誘惑がある。
「障害を持って生まれた子」
こんな言葉を聞いたことはあるだろうか?
冷静に、冷酷に考えれば、障害は目に視えるものであれ見えないものであれ、実は不足しているもの。その「不足」という言葉も、普通があって、その比較から生まれている。
でも、不足しているのに「○○が足りない」とは言わない。
「障害というものを予め持ってこの世に降り立ったこども」
足りない、不足