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2019年、夫のありがたさを身に染みて感じた爪事件。

実は今年、夫が単身赴任でN市に引っ越していきました。もうまさに母子家庭そのもの。月に少なくて1回、多くても2回しか帰ってきません。

それと同じくして、なんと徒歩1分圏内に大型ドラッグストアがオープン。ありがたいことに、やれ「息子が熱だしたからアクエリアス買ってきて」だの、「明日のパンがないから買ってきて」だの、我が家で最後に帰宅する人がいなくても、生活はなりたつようになったものの……一つ大問題がぼっぱつ。

それは───、食器洗い問題。

食器洗いですよ、奥さん。誰もが大嫌いなはずなのに、結婚当初「ああ、本当に食器洗いいやだ、本当にいやだ」と私が言ったならば「え、何がいやなの食器洗い超簡単じゃん」と夫が言いだしたために、それ以後ずっと我が家のアライグマと命名され、彼は「食器洗い人員」というか「食器洗い専属スタッフ」だったのでした。

いやいやいや、そりゃたまにはしてましたよ。たまには。そして、何なら食洗機買えばいいって話じゃないですか。

しかし、基本的に「収納場所を作ってから物を買う」私にとって、今の狭いキッチンのどこに「食洗機を置く場所があるのだろうか」という話ですよ。

なので頑張りました。

私、今年一年、毎日、この私が10年以上メインで食器を洗っていなかった私が、メインで!!この私が!!!(しつこい)食器を洗っていたのですよ!!!

それだけで2019年えらすぎ私、と思っていたのですがそれとは別にあることに気が付きました。

御年〇〇歳、かなりお肌も曲がり角を曲がってきた私ですが、とうとうそれが爪にきたのです。

爪がとにかく薄くなった。

例えば、ちょっと厚い紙を破っただけで爪がフニャッとめくれて折れてしまう。なんという腑抜けな爪……。老化というものはこんなにも、こんなにも急激にやってくるのだろうか。どうして私の祖父はあんなに爪が厚かったのに遺伝しなかったの、どうしてこんなに弱いの私の爪!何が足りないの不足しているのはなに?!

……と結構な勢いで動揺して、ネット検索しまくりました。

結果いきついたのは


「食器を洗うなどの洗剤と、その乾燥で爪が痛んで弱くなる」

そう、私の爪、実はずっとずっと我が家の誇るべきアライグマ「夫」が守ってくれていたのでした。私の爪はもう10年以上、夫が守ってくれていたんです!!!知らなかった……。食器洗いを免れていただけでなく、「爪」まで守ってくれていたなんて。

なんだかとても感動して、夫に感謝の気持ちを伝えようと思ったのですが、恥ずかしかったので、N市の夫の住所に年賀状を書きました。

お願い早く帰ってきて、また洗ってくれよ食器 ───と。

年末年始は少しだけいいものを食べさせてたくさんアライグマをしてもらう予定です。






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