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絶対に自分もやってしまっているマウンティングの話

新型コロナの新規感染者数が低く抑えられていた年末。
大人数の飲み会はまだ少ないでしょうが、ここしばらくリアルに飲めなかった人たちと、少人数で飲みながら語ることも増えてきましたよね。

以前は飲みながら聞く愚痴として、セクハラパワハラネタは多かったものですが、世の中の意識の高まりと共に減ってきたと感じるのですが(現実的には減っていないかも知れませんが)
最近では「マウンティング」に関する愚痴を言う人が増えてきた気がします。
ただ正直、私はそのほとんどに対して「え?それマウンティング?」って思ったんです。
もっというと「マウントのつもりじゃないのに、それ、自分もやってるかも」ってやつです。

本人はマウントを取ってるつもりじゃなくても、受け手はマウントとされたと感じる。実は無意識にマウントを取ってることありそうです。怖いですよね。
そんな中、自分もやりかねない「普通の会話におけるマウンティング」を自身の反省と共に整理してみました。

※なお、文章中「マウンティング」と「マウント」と言葉が混在していますが、とりあえず同じ意味に捉えておいてくださいませ。

ケース1  相手の話を深掘りできずに・・・
正確に言うと、
相手が「自身のAの話」をしたことに対し、Aの話を深掘りしないままこちらが「自身のBの話」をする時です。
これあるあるだと思うんです。
この場合正解は、Aの話にさらに質問するとか、同情した会話をするとか、とにかく深掘りすれば良いのですが、
「私はこの間◯◯をしたんです」に対して深掘りしないまま「おれは◯◯をしたよ」と言った時点で、もうマウンティングなんですよね。
そりゃ深掘りできない言い訳はたくさんありますよ。
Aの話題に興味がない。Aを深掘りしても感想がない(あ、興味がないのか)。話術が足りなくて深掘りできない。
もはや相手が自分の話に対抗してきたと感じる時点でマウンティングです。

ケース2 自虐のつもりが自慢
これはマウンティングにならないように、ケース1における「自身のBの話」を「相手のAの話」以下のレベルに下げまくったにも関わらず発生した不幸なマウンティング事案です。
言った本人はマウンティングのつもりが100%ないケースです。
本質的にはケース1と同じ。
自虐ってなんだかんだいって、「自分を貶めた話に自分自身が楽しんでいる」つまり「不幸」とは言い切れないんですよね。
相手の話より自分の話の方がポジティブに聞こえる時点でマウンティングと取られるんですよね。
直近聞いた愚痴はこのパターンでしたね。
「最近では◯◯したよ」と、友人に近況報告したら「いいね!でも私は◯◯しかしてないけど、それなりに満足しているから別にいいや」って会話だそうです。正直「それマウント?」と聞いちゃいました。マウントだそうですw

ケース3 自分の得意すぎる分野のケース
自分が圧倒的に詳しいと自負している分野と知らずに、相手がその分野の話を誇らしげに話してきた時。
ありますよね。そして言いたいですよね。我慢できないですよね。大人になれない自分がいますよね。
一応聞くんですよ。相手の話を。でもね自分の方が相手より何年も前からやっていたり、相手の100倍詳しかったりしたとしたら、言っちゃいますよね。
これこそマウントそのものかも知れないです。
無意識のマウンティングではなく、マウンティングせざるを得ないみたいな。
ま、これは仕方がない的事案です。

ケース4 内輪ネタ
自身の会社の話、業界の話、学校の話、自分周りの話。聞かれたから話しただけなのに・・・
これありますよね。
聞かれたから話した場合は、まぁ仕方がないとして、内輪ネタは「あなたとは違うコミュニティのはなし」ですので、極めてマウンティングになり易いケースですよね。
合同チームでの打ち上げや、企業間での会食でも起きそうな事案ですので注意したいですね。

ケース5 失敗談語ったつもりが武勇伝
思わず5・7・5にしてしまいましたが、
これ酒飲むともう自分の話しかしてないことがあります。
共通の話題がなく、でも盛り上げなきゃと思って、変に頑張って自分の過去の面白エピソードを話してしまう。
しかも自慢にならないように失敗談を話しているつもりなのに、武勇伝に聞こえてしまうケース。ありますよね。
私なんか多分これほとんど該当しています。無意識で盛り上げようとして、引き出しに入っている「面白い失敗談集」を喋りまくる時あるんですが、ケース2と同じで面白おかしく話す時点で「失敗談ではなく武勇伝」なんですよね。

ケース6 自分も同じ経験を…と同情したつもりが…
これ悩んでいたり凹んでいたりしている人に、自分の似たような経験やもっと不幸な経験を話す事で、同情し元気付けてあげたいという王道なパターンなので、基本的にはマウンティングの意思がない典型ですよね。
にも関わらずマウンティングととられるケースがあるんですね。
まぁ本来王道なので、これでヘマしているケースはよっぽど空気が読めず少しズレた経験談を話したか、単に会話や同情がヘタクソなだけかも知れませんけどね。

マウンティングしないために必要な事
結論は見えてますよね
つまり「基本的には自分の話をするな」ですね。人によっては何を言ってもマウンティングと取られるんですから。

おわりに
飲み会の翌日・・・
二日酔いで「やっちまったなぁ」と反省することはありますが、
飲み会のお礼で、
「昨夜の安藤さんのお話楽しかったです!」と言われたとき、
「あーやっちまったなぁ」と思う今日この頃です。

「まずは共感」が大事ですね。
もっと相手の話に共感する大人にならないといけませんね。
その上で、自分のエピソードで共感するなら慎重に!でしょうね。

これは全て自己反省です。
「昨夜は話を聞いていただきありがとうございます!」とお礼を言われる大人を目指さなくてはいけませんね。

でもまぁ親しい人とは楽しく好きな話しして飲めば良いんですけどね!

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