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記事から離脱されるリスクを下げられる!ハウツー記事には誰でもできるアピールを入れるべし

あなたはハウツー記事を書くとき、読者に「お!自分にもできそう!」「よし、やってみよう!」と思ってもらえるような書き方をしているでしょうか?

意外に見落としがちですが、人が何かにチャレンジしようとするとき、たいていは「自分なんかにできるだろうか・・・」と不安や疑問を抱くものです。

だからこそ、読者にハードルの低さを感じさせながら物事を説明をすることが大切。

初心者でもできる!才能がなくてもできる!時間がなくてもできる!といったように、です。

すると、読者はモチベーションを失うことなく、希望をもって文章を読み進めることができます。

この記事では、読者の心理的なハードルを下げながら物事を説明している、プロライターの文章例を紹介します。

文章例を見ることによって、チャレンジへの心理的ハードルを下げる文章術が身につくはずです。

\記事の主な内容/
✅「だれでもできそう」と思わせるハウツー記事は読む気満々にさせる効果がある
✅読者の心理的ハードルを下げれば、記事からの離脱率も下がる
✅「だれでもできるアピール」は諸刃の剣!ウソだと読者は失望する

だれでもできるアピールのメリット2選!プロライターの事例から紹介

ハウツー記事・ハウツー本の本文の記事内には、ほぼ100%の確率で「あなたもできる!」「誰にでもできる!」的な表現が見られます。

なぜなら、だれでもできるアピールをしておけば、次のメリットが見込めるからです。

  1. 記事からの離脱を防げる(読み進める気を起こさせる)

  2. 読者がアクションを起こす気になる

プロライターの文章から、だれでもできるアピールの事例を紹介いたします。

だれでもできるアピールのメリット①記事からの離脱を防げる(読み進める気を起こさせる)

次の文章は、「セールスコピー大全:見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方」から引用しています。

セールスコピーを習得するのに、特別な才能や感性は必要ありません。文章力や表現力に自信がなくても大丈夫です。必要なのは、正しい方法を学び、訓練し、実践すること。(セールスコピー大全p.4)

セールスコピーと聞くと、多くの人は専門的でセンスが必要な分野のように感じ、マスターできるか不安を抱くのではないでしょうか。

そこで、“特別な才能や感性は必要ありません。文章力や表現力に自信がなくても大丈夫です。”と読者の不安を先読みし、モチベーションを失わせないようなひとことを添えています。

才能や感性は不要とはじめに言っておかないと、“自称センスゼロ”な読者は先を読み進める気が失せ、本を閉じてしまうかもしれません。

予め、読者が感じる不安をつぶしておいてこそ、「自分にもできるかも!」と思われ、1ページ1ページを読み進めてもらえるようになります。

\Tips/
読者の不安や疑問を取り除く一言で、記事からの離脱を防げる
先を読み進める原動力になる

だれでもできるアピールのメリット②読者がアクションを起こす気になる

読者は貴重な時間を割いてまで新しいことにチャレンジするのは億劫だと感じている場合が多いもの。

そこで、チャレンジした97.8%の人が成功・講座受講者30人中29人が成績アップなど、成功するハードルの低さをデータで示すのが有効です。

大半の人が成功しているノウハウなら、読者は「私にもきっとできる!」と思うはずです。

そして、実際に行動に踏み切ります。

事例として、クリック率を上げるブログ記事のタイトルの付け方を解説した記事を紹介します。

これらのタイトルは、平均CTRに対して5倍以上のCTRを叩き出したタイトルの事例だ。こうした高い数値を達成することはそれほど難しくない。コツさえ知っていれば実現できる数字だ。なぜなら、弊社クライアントのすべてのタイトルを検証しても、90%以上のタイトルが平均CTRを上回っているからだ。(バズ部:数字で証明!5倍以上のクリック率を叩き出した「タイトルのつけ方」

以上のように、90%以上の成果が出ているなど具体的な数字を使い、成功率の高さをイメージさせれば、人は行動を起こしやすくなります。

10回やってみれば9回は成功する=自分にでもできると感じるからです。

また、数字を使うのと同じく有効な方法があります。

それは、不利な条件(専門知識がない人・経験の浅い新卒者など)にある人でも、結果を出していると示すことです。

たとえば、タイトルを変えてクリック率を上げるのは、検索順位が低い場合も可能!新卒者でも可能!といった一文を添え、経験の浅さや実績の乏しさなど何かと理由をつけて諦めがちな人をゼロにするイメージです。

以下、文例を紹介します。

今回は、私たちバズ部のクライアントとともに実践し、非常に大きな成果を出したタイトル作成のプログラムをご紹介する。たとえ検索順位が5位以下であったり、10位以下であったとしても1位2位に匹敵するようなCTRを実現してきたプログラムだ。タイトルをつけるのが苦手な人、あまり経験のない新卒でも大きな成果を上げてきたプログラムだ。騙されたと思って、ぜひ一度そのまま実践して欲しい。特に今までタイトルに注意を払ってきていない人は必ず大きな成果が出るはずだ。(バズ部:数字で証明!5倍以上のクリック率を叩き出した「タイトルのつけ方」

\Tips/
成功率が数字データでわかれば、読者の行動意欲を刺激できる
不利な条件にある人でも成功できる事実を伝えれば、多くの人が行動意欲を持つ

ここまでで、だれでもできるアピールの素晴らしいメリットについて触れてきました。

記事からの離脱率を下げるだけでなく、モチベーションを上げさせ、行動喚起までできるのが具体的なメリットです。

ただし、だれでもできるアピールを使うときは、ひとつだけ注意点があります。

次の項目でご説明いたします。

だれでもできるアピールは諸刃の剣。本当の場合は信頼を得る。ウソの場合は失望させる。

だれでもできるアピールは、ウソではなく本当であってこそ有効な文章テクニックです。

もし、本当にだれでもできる場合、読者はワクワクしながら文章を読み、実際に結果が出ると筆者への感謝と信頼を抱きます。

もし、誰でもできるというのがウソだった場合、読者の期待を裏切り、失望させてしまいます。

それを端的に表す興味深い事例があります。

誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方

の書評です。

この本に★5つ評価を付けている人の中には、「自分にでもできそう!ようやく行動に移せた」という趣旨のコメントがあります。

本のタイトルの“誰でもできる”の一文を信じて意欲を高め、実際に自分にもできそうだとワクワクしているわけです。

一方、★1つ評価を付けている人の中には、「高スぺな人じゃないとできない情報ばかり。裏切られた」というものがあります。

本のタイトルの“誰でもできる”の一文を信じて意欲を高めたにもかかわらず、その読者にとっては「誰でもできないじゃん!」と思うような内容だったわけです。

だからこそ、コメントには裏切られたとの趣旨を書いています。

どちらにしろ、読者は“誰でもできる”という言葉に1度は胸を躍らせます。

そして、読了後には期待あるいは失望を抱いています。

だれでもできるかどうかは、読者の能力や解釈に左右される一面はありますが、言った以上は信頼を得るか失うかどちからの分かれ道となるものです。

というわけで、できる限りウソ偽りのない範囲でのだれでもできるアピールを心がけましょう。

真似して即使える!だれでもできるアピールに有効な表現〇選(プロライターの事例より引用)

※今後、事例を増やしていく予定です。

①大きな成果を上げてきた実証済みの手法だ。

タイトルを作成は以下の3ステップで行おう。大きな成果を上げてきた実証済みの手法だ。よく理解して実践すれば確実にタイトル力をパワーアップできる。(引用元:バズ部 数字で証明!5倍以上のクリック率を叩き出した「タイトルのつけ方」

まとめ

ハウツー記事を書くときは、本文や見出しの中で、1度はだれでもできるアピールをしておくのが得策です。

それは、次のメリットが見込めるから。

  1. 記事からの離脱を防げる(読み進める気を起こさせる)

  2. 読者の行動を喚起しやすい

ただし、本当に誰でもできる場合、読者が結果を出した場合は信頼を得られる一方で、誰でもできるというのがウソなら読者からの信頼を失います。

使うときは、十分な注意が必要です。

本文で取り上げたプロライターの文章を参考に、読む気・行動する気を起こすハウツー記事に仕上げましょう!

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